コロナ越え戻った風物詩…一方で観光地襲う“タクシー不足”連休最終日“危険な暑さ”(2023年7月17日)

コロナ越え戻った風物詩…一方で観光地襲う“タクシー不足”連休最終日“危険な暑さ”(2023年7月17日)

コロナ越え戻った風物詩…一方で観光地襲う“タクシー不足”連休最終日“危険な暑さ”(2023年7月17日)

17日は、全国観測地点の5分の1にあたる195地点で35度以上の猛暑日となり、今年最多となりました。海の日ということで、各地でイベントが行われましたが、猛暑のなか悪戦苦闘していました。

日が暮れるころに始まった、東京・自由が丘のお祭り。盆踊りや縁日の屋台が一足早い夏の訪れを感じさせます。

参加者(4):「(Q.何したい)ボールすくいをやりに来て、踊りもしたいの。(Q.あと30分できないんだって)どうして」

このお祭りでは本来、昼ごろから、子ども向けの催しものが開催される予定でしたが、暑さを懸念して夕方だけに変更になりました。限られた時間だけに子どもたちも真剣です。大幅に時間が縮小したため、こんな光景も。

参加者:「もう終了?終わりだって」「終わっちゃったのごめんね」「タピオカ買ってあげるから」

影響は東京ディズニーリゾートでも。来場者などの負担を考慮して、40周年記念パレードやショーを一部中止しました。浅草では、車夫が小まめに水分補給をしながら、戻りつつある観光客を乗せ、走り続けます。

1番暑かったのは愛知・豊田市で39.1度。栃木・日光市では観測史上最高の34.8度を記録しました。それに伴い、熱中症のリスクも一段と高まります。

猛暑日を記録した岡山市。小学生4人が、熱中症の症状を訴え、救急搬送されました。当時、小学生たちは、学校のグラウンドでソフトボール大会に参加していました。

海の日とあって、神奈川・由比ガ浜の海水浴場はにぎわいました。海日和ではあるものの、灼熱の太陽から親たちは子どもを守るのに必死です。

4歳と7歳の母親:「子どもたちって気付けない、楽しくなったら。親がちょくちょく言ってあげるしかない。『お水飲もうね』と、しつこいくらいに言っています。(Q.貝遊びに夢中)ずっと座って、ずっと取ってる。動かずに」

6歳の父親:「海入って1時間くらい経ったら『1回休憩しよう』と。やっぱり1回入ると長くなっちゃう。1時間…僕が限界」

気温35度を超えるなか、海の家の横にあったのは“マイナス15度の世界”。中には本物の氷が並び、体をキンキンに冷やしてくれます。これは、カニの冷凍コンテナを改装したものだといいます。

井澤健太朗アナウンサー:「もう涼しいよりも寒いくらいですね。ただ、めちゃくちゃ気持ちいいです」

体験した人:「すごくクールダウンできるんで、自分の体調を考えられる空間だなと」

神奈川県茅ケ崎市では、夏の到来を告げる『茅ケ崎海岸浜降祭』が開かれ、40近い神輿が集まり、海岸でみそぎが行われました。

京都でもようやく夏の風物詩が戻ってきました。4年ぶりの完全復活となる祇園祭です。ハイライトとなる『山鉾巡行』を見ようと約15万人が集まりました。具合が悪くなり、搬送される人も出ました。9人は熱中症だったといいます。

観光地には、暑さに加え、他にも悩ましい問題があります。タクシー不足です。

京都アサヒタクシー、久保元さん:「(Q.タクシー足りていますか)足りていないでしょうね。2つのアプリが同時に鳴る。忙しい時は、営業所からも配車依頼が。街の中心部に行ったら、俺のことは放っておいてくれというくらい鳴る」

外国人観光客が戻ってきた一方で、タクシー運転手の数はコロナ前のように戻ってきていません。今後、暑さがもっと深刻化するなかで、争奪戦が起きるかもしれません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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