“反乱鎮圧後”プリゴジン氏と会談…プーチン大統領の狙いは?(2023年7月11日)
プーチン大統領が反乱を起こしたプリゴジン氏と反乱の鎮圧後に会っていたとロシア政府が認めました。2人の間に何があったのでしょうか。専門家に聞きました。
10日、ロシア国防省が公開した映像です。映っているのはロシア軍のゲラシモフ参謀総長。その姿が公に出るのは先月下旬、ロシア南部で民間軍事会社「ワグネル」が武装蜂起をして以来、初めてのことです。
ワグネルの創設者プリゴジン氏はゲラシモフ参謀総長の交代を求めていました。
慶応義塾大学 総合政策学部 廣瀬陽子教授:「もしゲラシモフ氏が出ないままであればプリゴジン氏の要求通り更迭されたのではと臆測が広がる。それを払拭したのではないか」
そのプリゴジン氏、プーチン大統領と会っていたといいます。
ペスコフ報道官:「大統領はプリゴジン氏本人を含む(ワグネルの)指揮官や経営陣35人を招き、会談を行った」
会ったのは武装蜂起から5日後の先月29日。会談の詳細は明かされていませんが、反乱やウクライナ侵攻について、およそ3時間、話したといいます。
慶応義塾大学 総合政策学部 廣瀬陽子教授:「プリゴジン氏自身もプーチン大統領の弱みを抱えていると思う。プーチン大統領がプリゴジン氏のビジネスから得ていた利権があると思う。プリゴジン氏がいなければ動かない重要なものがあったのでは」
日本時間の11日夜からはNATO首脳会議が開かれ、ロシアへの対処などが話し合われます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く