男子バレー快進撃! 強豪撃破で10連勝 “世界一”も視野に入る強さのワケ 【サンデーモーニング】|TBS NEWS DIG
世界トップ16のチームが世界一を競うバレーボールの「ネーションズリーグ」。日本チーム、男子は開幕から次々と格上の国々を破り10連勝するなど、“世界一”も視野に入る快進撃が続いています。近年は五輪出場を逃すことも多く低迷が続いていた日本男子バレーが、ここ数年で“復活”した理由を手作り解説でお伝えします。
■“世界一”を決める「ネーションズリーグ」予選で快進撃
ネーションズリーグとは1年に1度、世界のトップ16チームが集まり“世界一”を決める戦いです。これまで日本の最高位は2022年の5位。今大会、予選ラウンドでは2021年の東京オリンピックの覇者・フランスを下し、オリンピックで3度金メダルをとったブラジルも実に30年ぶりに破りました。
■実力だけでなく人気も抜群 インスタグラムのフォロワー130万人超えも
日本男子の強さの理由に迫る前に、男子の人気ぶりについて少しだけ…。
主将の石川祐希選手や次世代のエース髙橋藍選手らのインスタグラムはフォロワーも多く、髙橋選手は138万人を超えています。これはサッカーの三笘選手の128万人を上回る数です。西田有志選手も100万を超えています。
■ミュンヘンの”金”から低迷期まで
バレーボールといえば1964年の東京オリンピックで金メダルをとり、“東洋の魔女”といわれた女子の活躍をイメージされる方も多いと思いますが、実は男子もこのとき、銅メダルをとっていたんです。
ところが…メダリストを集めた祝勝会に男子は呼ばれず悔しい思いをしたそうです。理由は“連絡ミス”だったとされています。
この悔しさをバネに1972年、男子は悲願の金メダルを獲得。「ミュンヘンの奇跡」と呼ばれました。
しかし、これをピークに成績は落ちていきました。
オリンピックは92年のバルセロナ以降、予選で敗退し、出場を逃すことが多くなりました。2年前の東京オリンピックで29年ぶりにベスト8に進出し、7位となり、復活に向けて動き出しました。
■強さのワケは海外でプレーする選手
今回、快進撃の原動力となっているのが海外でプレーする選手たちです。石川選手をはじめ、髙橋藍選手や西田有志選手、関田誠大選手、宮浦健人選手の5人がイタリアやポーランドなどで活躍し、世界レベルの技術を身につけてきました。
実際にどんなプレーに繋がっているかというと…まずは「攻撃力」について。
これまで攻撃は石川選手が中心でしたが、そこに髙橋選手・西田選手が加わり“3本柱”になりました。
さらにサウスポーの宮浦選手が急成長したことで、前後左右どこからでも攻撃ができるようになり、攻撃の幅が広がりました。
「攻撃」だけでなく、「守り」もすごいんです。
フランス出身で男子日本代表のフィリップ・ブラン監督が掲げるのが「守備からの攻撃」。
攻撃力の高い石川選手と髙橋選手はサーブレシーブも得意で、守備の要・リベロの山本選手は相手のスパイクを着実に拾います。
レシーブがセッターの関田選手にきれいな形で戻ることで、さらに良い攻撃につながるという好循環になっているのです。
ネーションズリーグの決勝ラウンドは19日から始まります。実力と人気を兼ね備えた男子チーム。目指すは…世界一です!
(「サンデーモーニング」2023年7月9日放送より)
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