電動キックボード規制緩和安全性と便利さの両立は(2023年7月7日)

電動キックボード規制緩和安全性と便利さの両立は(2023年7月7日)

電動キックボード規制緩和 安全性と便利さの両立は?(2023年7月7日)

 今月に道路交通法が改正され、電動キックボードが最高速度が20キロ以下で一定条件を満たせば16歳以上は運転免許なしで公道を走ることができるようになりました。

 街を走り抜ける電動キックボードを最近、目にする機会が増えたと感じませんか。実は今月、道路交通法が改正され、最高速度が20キロ以下で一定条件を満たせば16歳以上は運転免許なしで公道を走ることができるようになったのです。

 これまではシェアレンタルなどの特例措置が取られていたものを除いては原付きバイクと同じ扱いだったのですが、ヘルメットの着用は努力義務、時速6キロ以下であれば歩道を走ることも可能になりました。

 利用者:「汗かかないんで夏場はいいかな」「自転車置き場とかあんまりないんで、こういうのがあると便利」

 急速に普及が進む電動キックボード。しかし、その一方で懸念されているのが交通事故です。6日は大阪市で規制緩和後、初の事故が発生。交差点で電動キックボードとトラックが衝突したのですが、キックボードを運転していた男性からは基準値を超えるアルコールが検出されたということです。

 この他にも電動キックボードが関わる交通事故は5月までに64件、飲酒運転は28件確認されています。タクシードライバーからは不安の声が…。

 タクシードライバー:「非常に怖いですよね。道路交通の知識がない人がやるわけですからね」「(交差点で)動きが分からないと余計にヒヤッとする」

 そして、いち早く電動キックボードが普及したフランス・パリでは…。

 パリ市民:「危険よ。私はキックボードに衝突されたことがあるんですよ」

 マナー違反が横行し、住民投票の結果、8月末でレンタルサービスが廃止されることになったのです。海外では規制強化の動きもあるなか、普及が進む日本。果たして、電動キックボードは新しい交通インフラになることができるのでしょうか。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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