「プーチン大統領の影響力は弱まった」ゼレンスキー大統領の側近に単独取材「重要なのは戦争を正義に基づき終わらせること」ウクライナ侵攻あすで500日|TBS NEWS DIG
ロシアによるウクライナ侵攻からあすで500日。ゼレンスキー大統領の側近の1人はJNNの単独インタビューで反転攻勢をめぐり、「一部でロシアの防衛線を突破した」と明かしましたが、各地で攻撃は続いています。
がれきと化した建物で救助活動を行う隊員たち。
ウクライナ内務省によると西部リビウで6日、ロシア側のミサイル攻撃があり、10人が死亡。また、東部ドネツク州でも砲撃により1人が死亡したということです。終わらないロシアによる侵攻はあす500日を迎えます。
戦況やロシアの現状をどう見るのか。ゼレンスキー大統領の側近の1人ポドリャク大統領府長官顧問が首都キーウでJNNの単独インタビューに応じました。部屋には東部の激戦地バフムトの兵士の写真が。
ウクライナ ポドリャク大統領府長官顧問
「バフムトがウクライナの管轄下に戻るのは時間の問題です」
いまは占領されているとしながらも奪還に自信を見せました。
先月上旬から始まったとされるウクライナ軍の大規模な反転攻勢は遅れも指摘されています。
ポドリャク氏は「ロシア側による地雷原や、ウクライナ側の兵器の不足は問題だ」と認めつつも「一部で防衛線を突破した」と明かしました。
ウクライナ ポドリャク大統領府長官顧問
「すべて計画通りにいっています。参謀本部のシナリオ通りに行動できています」
また、国際社会が性急な戦果を求めているとの認識を示し、こう訴えました。
ウクライナ ポドリャク大統領府長官顧問
「ロシア軍はあれほど膨大な軍事資産を持っているので、戦争は1日2日では終わりません」
一方、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏が起こした反乱については“一定の情報を得ていた”と発言。そして…
ウクライナ ポドリャク大統領府長官顧問
「プーチンはロシア軍で起きていることを統率できていません。軍内部では多くの対立があり、公になっていないが、それらは徐々に蓄積されています」
「プーチン大統領の影響力は弱まった」との見方を示しました。ただ、市民の犠牲者はすでに9000人を超えています。いつ、戦争は終わるのか。
ウクライナ ポドリャク大統領府長官顧問
「重要なのは、ただ戦争を終わらせるのではなく、戦争を正義にもとづき終わらせる事です」
こうしたなか、アメリカのバイデン政権はウクライナに対し殺傷能力の高いクラスター爆弾の提供を「積極的に検討している」と明らかにしました。クラスター爆弾は大量の小さな爆弾を広範囲にばらまく兵器。民間人への被害も懸念されていて、使用を禁止する国際条約が締結されていますが、アメリカやロシア・ウクライナは加盟していません。
複数のアメリカメディアは7日にも提供が発表される見通しだと報じています。
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