厳しい暑さ…“エアコン”取り付け依頼殺到 直射日光…過酷作業「下手するとやけど」【もっと知りたい!】(2023年7月7日)
6日、高知県では最高気温36.7℃を観測し、今シーズン一番の暑さとなりました。電気代の高騰もあり、エアコンをつけずに体調を崩す人も増えています。
■観光客「ベリーホット」東京は真夏日に
6日、梅雨の中休みで全国的に厳しい暑さとなり、東京都心では最高気温が33.4℃を記録し、真夏日となりました。
カナダからの観光客:「ベリーホット!」
大学生:「やっぱり暑いですね」「(Q.ノースリーブは着ると決めていた?)日焼けもしたかったので。日焼けできますね、完璧です」
高知県江川崎の最高気温は、体温超えの36.7℃と今年全国トップの暑さとなりました。
■エアコン取り付け依頼殺到…過酷な作業
富永電機・小柴有輝さん:「暑いですね。結構、体力的にはつらいですかね」
うだるような暑さのなか、額に汗をにじませながら作業に追われていたのは、エアコンの取り付け業者です。
ファンが付いた作業服を着て、熱中症対策をしていますが、エアコンがない部屋で直射日光を浴びながらの作業は過酷を極めます。
小柴さん:「屋上での仕事もあるので、下手すると足をやけどするくらい暑くなる」
業者には、今月に入り、エアコン取り付けの予約が殺到しています。
富永電機・富永太可志代表:「『故障したので、すぐに取り換えたい』というのが多いです」
“久しぶりに電源を入れて、故障に気付く”こともあるといいます。
なかには、エアコンから水滴がポタポタと落ちるケースもあり、真下に置かれたクーラーボックスに水がたまっています。
エアコンが壊れた男性:「止めてまたつけても、すぐ(水滴が)出てくるし、たかが知れているだろうと思って見たら、満水に近くなっていて、これまずいなと思って」
■エアコン不使用 電気代半分以下に
エアコンをつけたくてもつけられない人がいる一方で、この暑さの中、あえてエアコンをつけずに生活している人もいます。
東京・新宿の団地で年金生活を送る赤羽さんご夫婦が気にしていたのは、日々上がる電気代です。
赤羽孝子さん(81):「6月分は(電気・ガスの合計が)1万988円」
総務省の「家計調査報告」(2023年4月分)によりますと、2人以上の世帯の電気代の平均は月1万3617円ですが、赤羽家は半分以下の5643円です。
とはいえ、部屋の温度は34℃に達し、孝子さんは「すごいね」と驚いていました。
さらにサーモカメラで見てみると、日が当たっている窓の部分と赤羽さんが35℃以上を示す真っ赤な表示になっていました。
赤羽さん:「今、私それ見てて『あら一真っ赤っかだわ』って。この部屋の中が全体。やっぱり気をつけなくちゃいけないんだ。こういうのを見ると。いい勉強させてもらった」
自宅では、どのように暑さをしのいでいるのでしょうか?
孝子さん:「ここに来たら、全然いらないでしょ。クーラー」
窓と玄関を開け、風通しを良くしたうえで、さらに扇風機で風の流れを作ります。
赤羽さん夫婦はエアコンの風が苦手で、エアコンを使わないために結果的に電気代が安くなっていたのです。
孝子さんは、寝苦しい夜は氷枕を使い、朝まで寝ているといいます。忠明さん(83)は水分補給をする時、ゼリーや飲料水を飲んでいるといいます。
しかし、高齢になると、暑さを感じにくくなり、気づいた時には熱中症で重症化してしまう恐れもあります。
7日も関東や東北ではさらに厳しい暑さとなる見込みで、引き続き熱中症への警戒が必要です。
(「グッド!モーニング」2023年7月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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