ノーベル平和賞のロシアメディア女性記者チェチェン共和国で襲撃(2023年7月5日)

ノーベル平和賞のロシアメディア女性記者チェチェン共和国で襲撃(2023年7月5日)

ノーベル平和賞のロシアメディア女性記者 チェチェン共和国で襲撃(2023年7月5日)

 ノーベル平和賞を受賞したロシアの独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ」の女性記者らがチェチェン共和国で襲撃され、重傷を負いました。

 「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」などによりますと、4日、ノーバヤ・ガゼータのエレナ・ミラシナ記者と弁護士が車でチェチェン共和国の首都グロズヌイに向かっていたところ、覆面の男たちに襲われました。

 ミラシナ記者は頭に銃を突き付けられ、顔を棒で殴られるなどして頭部を負傷したほか、指も数本骨折しました。

 さらに、髪の毛もそられ、緑色の液体を掛けられました。

 ミラシナ記者は、2021年に編集長がノーベル平和賞を受賞したノーバヤ・ガゼータの記者で、これまでチェチェン共和国で迫害を受けてきた同性愛者の状況を報じてきました。

 この日は政治的な迫害を受けたとみられる女性の裁判を傍聴する予定でした。
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