「孫育て」増加 “昭和の常識”に若者困惑 抱っこダメ?…自治体「祖父母手帳」配布(2023年7月5日)
祖父母に子どもの面倒を見てもらう「孫育て」に頼る親が増えています。しかし、子育てに関する常識の世代間ギャップから、うまくいかないケースもあるようです。どうすれば円滑な「孫育て」ができるのか取材しました。
■抱っこしすぎダメ? 意見が衝突も…
共働き世帯(30代);「(子どもは)3歳と1歳です」「(祖父母の)サポートは、ありがたいなと思っています」
今、子育てしながら働いている母親の割合は75%を超えています。共働きの子育て世帯が増えるなか、祖父母に育児を助けてもらっている人も増えています。
しかし、子育てに関する令和の常識と祖父母世代の昭和・平成の常識が違っていることもあり、意見が衝突するケースも少なくないようです。
共働き世帯(30代):「お風呂の後に、昔はパウダーとかで乾燥させたほうがいいみたいなのが常識だったみたいで。こんなに保湿剤塗って大丈夫なのとかは言われたことあります。少しムッとしちゃう時もありました」
共働き世帯(30代):「料理方法とかで色々言われました。産後なのもあって、いらいらしちゃったりとか。今と昔はちょっと違うんだけどなって思って、ぶつかったりしました」
また、かつては、子どもが泣いたらすぐに抱っこすると、「抱きぐせがつく」と言われていました。
しかし、今は親子の信頼関係を築く第一歩になるため、気にせず抱っこしてあげたほうが良いとされています。
■専門家「お互いを思いやること大切」
そんな世代間ギャップからくる衝突を避けるため、「孫育て手帳」を配布している自治体が増えています。
千葉県習志野市の「孫育てハンドブック」には「孫育て10か条」など、今と昔の子育ての違いを分かりやすく解説しています。
習志野市 子育て支援課 藤崎智成係長:「時代の変化とともに色々と子育てに関して、変わってきているものもあるかと思いますので。そういった違いを楽しく見ていただいて、楽しく子育てしていただければなと」
また、専門家は祖父母と親の衝突を避けるためには、お互いを思いやることが大切だと話します。
孫育てニッポン 棒田明子氏:「祖父母世代は自分たちがした子育ての方法を押しつけないこと。パパやママたち世代は、自分たちがしたい子育てを祖父母にきちんと伝えること。そして、祖父母に協力をしてもらったら、感謝の気持ち。それをきちんと言葉で伝えることを忘れないようにしてほしいです」
(「グッド!モーニング」2023年7月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く