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大気の状態不安定…突風発生でトラック横転 “猛暑日”今年最多 祇園ばやしにも“汗”(2023年7月4日)
静岡県掛川市で4日午後5時ごろ、竜巻などの激しい突風が発生したとみられます。その影響でしょうか。トラックは横倒しとなり、運転席の窓は割れています。掛川市には「屋根瓦が飛ばされた」など、合わせて12件の被害報告がありました。
突風の原因は、上空の寒気に加え、列島に流れ込んだ暖かく湿った空気です。
この暖かく湿った空気は、西日本を中心とした暑さの原因にもなりました。猛暑日となったのは、今年最多となる17地点。真夏日も300地点以上で観測されました。
激しい動きはなくとも、額に滲む汗。17日に京都、祇園祭の山鉾の上で演奏される祇園ばやしの稽古です。
稽古中のはやし方:「笛吹いていて、息もめちゃめちゃ使いますし、太鼓でも鐘でも手を大きく振るので、どうしても汗はかく」
京都市では4日午後2時過ぎに35度を超え、今年初めての猛暑日となりました。
宇治市の病院には、50代の男性が運ばれました。大工として朝9時から屋外で作業していました。午後3時ごろに水がなくなり、それ以降は水分を取れなかったそうです。その後、全身の倦怠感と吐き気に襲われました。医師の診断は、熱中症でした。男性は、脱水により腎機能低下で、緊急入院となりました。
大雨の被害を受けた九州も厳しい暑さとなりました。
町内を流れる2つの川が氾濫した熊本県益城町。日中は日差しも強く、30.2度まで上がりました。
浸水被害を受けたミニトマト農家です。
トマト農家・森上祐一さん(68):「悪臭が。もう腐りよるけん。カビが生えている」
ビニールハウスの中は、蒸し暑さもあり、一気にカビが繁殖したそうです。4棟、約3000平方メートルが被害を受けましたが、それだけにとどまらない恐れもあります。
トマト農家・森上祐一さん(68):「天気が良ければ、中が40~50度になるから、私たちが中に入って、仕事ができません。9月の上旬には作付けしますが、その前に熱消毒をやらなければならないので、その期間が短くなれば、連作障害がいろいろ出て、後の作付けに差し支えるので、そのへんが一番心配」
周囲の田んぼも浸水しました。森山さんは、県の依頼で被害をまとめています。太い流木が辺りに散乱して積み重なっています。ただ、流木以上に深刻なのは、土砂の流入です。
コメ農家・森山一喜さん(77):「逆勾配で、こっちが高いと水が抜けていかない。田んぼが稲刈りの大事な時期にぬかる、コンバインが。稲刈りが秋に終わって、片づけて地盤が固まった状態で見て、(水平器で)勾配をとって排土しないとダメ。水田の勾配を見ながら作業しないといけない。だから大仕事なんですよね」
九州では、5日にかけて、再び、警報級の大雨となる恐れがあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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