猛暑日熱中症の搬送相次ぐ36超の京都外国人観光客は悲鳴(2023年7月4日)

猛暑日熱中症の搬送相次ぐ36超の京都外国人観光客は悲鳴(2023年7月4日)

“猛暑日”熱中症の搬送相次ぐ 36℃超の京都…外国人観光客は悲鳴(2023年7月4日)

 東京都内では4日午後3時までに熱中症とみられる症状で16人が病院に搬送されました。重症が1人、中等症が7人などとなっています。全国的に厳しい暑さとなるなか、岐阜県揖斐川では今年全国で一番となる36.5℃を記録しました。

■36℃超 京都 外国人観光客は“悲鳴”

 日本の危険な暑さ。京都の観光を楽しむ外国人客は…。

 フランスから来た人:「とても湿気があって暑い」

 最高気温は36.3℃で、今年初めての猛暑日を記録。全国2位の暑さとなりました。4日は全国で猛暑日が続出。岐阜県揖斐川は最高気温36.5℃で、今年全国で一番の暑さに。17地点で猛暑日となり、今年最多を更新しました。

■“蒸し風呂”京都 灼熱の石畳

 滋賀県栗東市の県立高校では気温が30℃近くまで上昇した午前11時半ごろ、体育祭の最中に生徒6人が熱中症とみられる症状を訴え、病院に搬送されました。

 盆地のため、熱がこもりやすい京都。サーモグラフィーカメラで撮影すると…石畳の部分は表面温度が50℃を超えるなど、かなり熱くなっています。直射日光をもろに受ける坂道は「蒸し風呂」のような暑さに。

 清水寺の参道では暑さを少しでも和らげようと冷やしキュウリを求める人たちが。

■この時期限定“絶景コラボ”に感動

 京都が誇る世界遺産「平等院」にも多くの観光客が。ただ、朝から気温がぐんぐん上昇し、午前中から真夏の暑さに。国宝の「鳳凰堂」と、この時期にしか咲かないハスの絶景コラボが楽しめます。

 南半球のニュージーランドから来た家族。母国は現在、冬のため気温差は20℃にも及びます。そこで手持ちの扇風機を急きょ日本で購入。京都の暑さを何とかしのいでいます。

 ニュージーランドから来た人:「とても涼しくて良いわ」

 平等院では熱中症対策として、日陰の休憩場所にミストを設置。

 愛知県から来た人:「涼しい。(ミストが)あると変わる。(熱中症に)なりかけたこともあるので怖い」

 他にも冷却シートを用意するなど、日本の暑さに慣れていない外国人観光客も含めて熱中症予防に力を入れています。熱中症患者を診る救急病棟の医師は。

 宇治徳洲会病院 救急専門医・碓井太雄医師:「直射日光にさらされる環境、湿度の高い環境、換気の悪い環境では長時間、過ごさないように気を付ける必要がある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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