東京・新橋のビル爆発 4人重軽傷 「たばこ吸おうとライター」衝撃で窓ガラス飛び散る(2023年7月4日) #shorts
東京・新橋のビルで爆発火災が発生し、4人が重軽傷を負いました。爆発の瞬間を捉えた映像には、すさまじい勢いで窓ガラスなどが粉々に飛び散る様子が映っていました。
■近くで働く人「映画のワンシーン…テロみたいな」
昼下がりの新橋を、行き交う人たち。何気ない日常の光景は次の瞬間、一変します。
停車中の車のドライブレコーダーが捉えたのは、ビルで爆発が起きた瞬間の映像です。
巨大な爆発音とともに、ビルから吹き出すオレンジの炎。次の瞬間には10メートルほど離れた車の近くまで、大きな看板のようなものが飛んできます。
画面左側に目を向けると、通行人に大量のがれきが降り掛かる様子が映っています。男性は、かぶっていた帽子が爆風で吹き飛ばされ、画面奥にいた女性も急いで建物の陰に逃げ込みます。
近くで働く人：「映画のワンシーンじゃないですけど、テロみたいな。今まで聞いたことない、すさまじい音でした」
何が原因で、爆発は起きたのでしょうか？
撮影者：「上に人いるよ。人いる。あそこ2階何だっけ、何だったっけ2階。やばい、やばい、やばい」
警察：「有害なガス等が出る恐れがあります」
撮影者：「上の人まだいる。みんな今、逃げてきてる。逃げてきてる」
警察：「下がるようにお願いします。そこの交差点まで下げます」
■専門家「かなりの量のガスが漏れていたか」
爆発があったのは、JR新橋駅から徒歩3分の雑居ビルの2階にあるバーです。
爆発当時、開店の準備をしていたとみられ、店長の男性（52）と、店員の女性（53）、通行人の男性（53）など4人が重軽傷を負いました。
警視庁の聞き取りに対し、店長は「ガス臭いなと思いながら、喫煙室でたばこを吸おうとライターをつけた瞬間に爆発した」と話しているということです。
専門家は、大量のガスに引火したことで、大きな爆発が起きた可能性を指摘します。
元東京消防庁 市民防災研究所 坂口隆夫理事：「表にいる人がガスの臭いを感じたということですから、かなりの量のガスが漏れていたと思いますね。道路側のほうが、かなり爆風で飛ばされたものが散乱してますから、かなり大きな爆発だったと思いますね」
■バー経営者「調理はIH使い、ガス使っていない」
なぜ、大量のガスが漏れていたのでしょうか？火元となったバーの経営者に直接、話を行くことができました。
バーの経営者：「（Q.けがをした方々にはどういったことをお伝えたいですか？）けがをした方には申し訳ないと思う。バーの調理はIHを使っていて、ガスを使っていない。なぜ爆発が起きたのか分からない。警察からの連絡を待っています」
店では、調理が必要なフードメニューを提供しているものの、ガスは使っていないと話しました。
警視庁は7月4日に現場検証を行い、出火原因を詳しく調べる方針です。
（「グッド！モーニング」2023年7月4日放送分より）/a>
