プーチン大統領 反乱収めた治安部隊らを称賛 プリゴジン氏巡り新たな動きも(2023年6月28日)
ワグネルによる反乱後、繰り返し演説を行っているロシアのプーチン大統領は、27日にも治安当局者らを前に新たな演説を行った。
■プーチン氏 反乱収めた治安部隊らを称賛
赤いカーペットが敷かれた階段を降りてくるプーチン大統領。治安当局者ら2500人以上を前に演説を行った。
プーチン大統領:「あなたたちは国が危機に瀕(ひん)している時、戦友たちと共に反乱の行く手に立ちはだかりました。そして、実質的に内戦を阻止したのです」
プーチン大統領は“内戦”という言葉を使い、「国家親衛隊やFSB(ロシア連邦保安局)などが阻止した」と称賛した。
およそ5分間行われた演説の中では、ワグネルとの戦闘で命を落としたパイロットなどの死を悼み、黙祷(もくとう)も捧げられた。
プーチン大統領:「反乱軍との対決で、私たちの戦友は命を落としました。パイロットたちはひるむことなく、命令と軍務を立派に遂行しました」
■ワグネルに流れた資金使途 調査言及も
そしてプーチン大統領は演説の数時間後、軍の兵士らとの会合にも参加し、その様子も公開された。
プーチン大統領:「ワグネルの維持費は、国が肩代わりしていた。これに絡み、誰も何も盗んでいないことを望むが、今後すべてを調査する」
プーチン大統領は「反乱を主導したプリゴジン氏が手掛ける企業に支払われた資金の使途を調査する」と述べ、不正がなかったか検証すると警告した。反乱だけではなく、資金の流れも追及する姿勢を見せたのだ。
■ルカシェンコ氏「プリゴジン氏の安全保証」
そんなプリゴジン氏を巡っても、新たな動きがあった。ベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、「プリゴジン氏は安全が保証され、ベラルーシにいる」と明らかにした。
だが、その姿はいまだ映像などでは伝えられていない。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年6月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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