今年最多393地点で真夏日 夜に発症時間差熱中症に注意専門家夜は無理しないもっと知りたい(2023年6月28日)

今年最多393地点で真夏日 夜に発症時間差熱中症に注意専門家夜は無理しないもっと知りたい(2023年6月28日)

今年最多393地点で真夏日 夜に発症“時間差熱中症”に注意 専門家「夜は無理しない」【もっと知りたい!】(2023年6月28日)

 27日、全国最多となる393地点で真夏日を観測しました。この時期気を付けたいのは熱中症です。昼間は大丈夫でも夜になって熱中症になる“時間差熱中症”に警戒が必要です。

■札幌市内で31.2℃ 今年初の真夏日

 まだ6月中にもかかわらず、照り付ける厳しい日差し。札幌市内では27日、最高気温31.2℃を観測し、今年初めて真夏日になりました。

 市内の公園では、水遊びを楽しむ子どもたちの姿がありました。

 子ども:「あつい、あついから来たの。あち~」
 母親:「すごい暑いです。風がほしいくらい暑い」

 日本列島は27日、梅雨のじめじめと夏の到来を予感させる厳しい暑さが同時にやってくるという、過酷な一日となりました。

■今年最多393地点で「真夏日」

 送風機が付いたジャケットで暑さ対策をしながらグラウンドゴルフをする男性たち。

 石川県金沢市内では、今年の最高気温となる33.3℃を記録しました。

 男性:「(Q.熱中症対策は?)送風機、腕抜き、冷却ジェル。水分補給は絶対。倒れたら迷惑掛けますので」「(Q.送風機は利きますか?)値段かかってるから、それだけのものはある」

 気象庁によると、27日、日本全国で気温30℃以上の真夏日となったのは393地点で、今年最多を記録しました。

 宮崎県内では、すべての観測地点で真夏日になりました。熱中症の疑いで、40代~70代の男女合わせて4人が救急搬送されました。

 男性:「本当に暑い、暑すぎる」「日が照っているので、その暑さと少し蒸し暑いしダブルパンチ」

 一方、重症者も出ています。

 静岡県袋井市では、63歳の男性が屋外で倒れているのを通行人が発見。熱中症とみられ、心肺停止の状態で病院に搬送されています。

■“手持ち扇風機”“クーラー” 工夫で熱中症対策

 東京・銀座では日差しは落ち着いていますが、じめじめとした暑さがあり、街を見ると、半袖姿の人がとても多いです。

 じめじめとした暑さが続くなか、様々な工夫をこらして熱中症対策をする人々の姿がありました。

 女性:「扇風機を持って歩く。ちょっと冷たい風が出るので、少ししのげる。涼しい場所でも使えると、それだけでリフレッシュになる」

 男性:「クーラーをガンガンにつけているんで、暑さを感じてない」「(Q.電気代、結構高いですが?)電気代は気にしない。我慢しないです」

 女性:「(麻の)パジャマを、しょっちゅう替える。2日ごとに洗濯している」「汗をすごく吸収する冷感シーツを使っています」

■“時間差で熱中症” 夜も注意

 今後、より厳しくなる暑さ。心配されているのが“時間差熱中症”です。

 日中に起こることの多い熱中症が、夜間に発症することもあるというのです。

 救急医学が専門の帝京大学医学部・三宅康史教授によると…。

 三宅教授:「昼間は緊張して頑張っていたから乗り切れたのだけど、夜はさすがに身体が悲鳴を上げ、熱中症の症状が出る。昼間の負荷が実は積み上がってきている」

 気温が高い日中、熱中症にはならなくても、身体はある程度のダメージを受けているため、夜の間に適切に休まなければ時間差で熱中症となるリスクが高まるというのです。

 三宅教授:「“昼間頑張ったから夜は無理しない”という意識が大事」

(「グッド!モーニング」2023年6月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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