通園の送迎バスに「安全装置」 設置進まず 政府が義務付けたのになぜ? 背景には「半導体不足」の影響が|TBS NEWS DIG
園児が置き去りにされ死亡した事件を受け、通園バスへの設置が義務づけられた安全装置。しかし、設置が進んでいない実態が明らかになりました。
福岡県内の幼稚園。通園バスへの園児の置き去りを防ぐため、4月上旬に安全装置を製造メーカーに発注しましたが…
清光寺幼稚園 清永恵美 副園長
「予定では5月のゴールデンウィーク明けくらいに搬入できるだろうと伺っていました」
安全装置はまだ届いていません。
メーカーの説明では、ウクライナ情勢や新型コロナによる工場の閉鎖などで半導体が不足し、生産が追いついていないというのです。
去年9月、当時3歳の園児が送迎バスに置き去りにされ亡くなった事件を受け、政府は送迎バスへの安全装置の設置を義務付けました。
最大17万5000円の補助金も用意し、園の負担は実質ゼロ円。暑さが本格化する前の今月末までの設置を呼びかけていました。
しかし、全国の送迎用バスおよそ5万台について調査したところ、今月末までに設置が完了する見込みの台数が全体の55.1%にとどまることが明らかになりました。
小倉将信こども政策担当大臣
「これまで可能な限り6月末までに装備するよう求めてきたことを踏まえますと、十分とは言えないと受け止めております」
小倉大臣は生産が追いついていない状況などは承知しているとしたうえで、都道府県によって普及率に大きな差があるとして、国としての働きかけを強めていくとしています。
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