福島第一原発処理水設備完成今夏にも放出始める方針(2023年6月26日)

福島第一原発処理水設備完成今夏にも放出始める方針(2023年6月26日)

福島第一原発「処理水設備」完成…今夏にも放出始める方針(2023年6月26日)

福島第一原発にたまり続ける「処理水」を海に放出するための設備が完成しました。

東京電力は26日、処理水を放出するための海底トンネルの工事で使った重機を撤去し、その後、放出口にふたを設置して、必要な工事をすべて終了しました。

トリチウムを含む処理水を大量の海水で薄めたうえで、海底トンネルを通じて1キロ沖の海に流す計画です。現在、1000機を超える処理水のタンクには、総容量の97%にあたる約134万トンがたまっていて、限界に迫っています。

今後、東京電力は、規制委員会による使用前の検査などを経て、この夏にも放出を始める方針ですが、風評被害を懸念し、全漁連などは反対しています。
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