夜の熱中症が増加寝ている間に脱水医師が指摘日中の熱蓄積に要警戒(2023年6月26日)

夜の熱中症が増加寝ている間に脱水医師が指摘日中の熱蓄積に要警戒(2023年6月26日)

“夜の熱中症”が増加?「寝ている間に脱水」医師が指摘 “日中の熱蓄積”に要警戒(2023年6月26日)

 ジメジメ、モワッとした日が続いています。今の時期、日中だけではなく「夜の熱中症」にも要注意です。

 「いとう王子神谷内科外科クリニック」の伊藤博道院長に話を聞きました。

■原因は「自覚なく蓄積された熱」

 伊藤院長のクリニックでは、「夜の熱中症」患者が増えているといいます。

 起床時にめまいや吐き気を感じて「風邪かな?」と思って受診すると、実は熱中症だったというケースが増えているといいます。

 伊藤院長によりますと、「寝ている間に、脱水が進んでしまった」ためだと言います。

 これが「夜の熱中症」です。

 その原因は、「自覚なく蓄積された熱」です。

 近ごろ暑い日が続いていますが、今の時期は真夏ではないため、暑さへの警戒感があまり高まっていません。そのため、自覚がないまま体の中に熱や疲れが蓄積されているのだそうです。

 そうなると、お風呂に入るなどの方法だけでは、リセットできないものだといいます。

 さらに夜になると、湿度が日中よりも高くなるため、汗がなかなか蒸発せずに脱水が進んでしまうそうです。

 そのため、「夜の熱中症」になってしまうと言います。

■ポイントは…「湿度」と「服装」

 では、どのように対策をすればいいのでしょうか。伊藤院長は、2つの対策を教えてくれました。

 1つ目は、「湿度を調節する」です。

 エアコンの利用でそこまで暑くなくても、湿度が70%を超えると熱中症の危険があるそうです。夏の時期の理想は室温が25℃前後、湿度は50%~60%。これぐらいの湿度にコントロールしたほうがいいと言うことです。

 2つ目は、「日中に熱をためないこと」です。

 ポイントは、服装にあります。ピタッとした服ではなく、ゆとりがあり風が通りやすいもので、熱が逃げやすい服がオススメだと言います。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2023年6月26日放送)
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