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「6歳息子の遺体 スーツケースで…」逮捕の母親らか 防カメに4人の姿(2023年6月24日)
神戸市で6歳の男の子の遺体が見つかった事件で、男の子の母親が「自宅から4人でスーツケースで運んだ」と話していることが分かりました。
■「6歳息子の遺体 スーツケースで…」
母親に対する監禁や傷害の疑いで送検されたきょうだい4人。沙喜容疑者の息子・修ちゃんは自宅近くの草むらから遺体で見つかっています。
付近の防犯カメラには、容疑者らとみられる4人組の姿が捉えられていました。撮影されたのは修ちゃんが亡くなったと推定される19日。この日、神戸市は真夏日を観測する暑さでした。
近隣住民:「この暑さのなか、季節と合っていない服装でうちわであおぎながら、顔を隠して帽子をかぶって移動していました。ちょっと違和感があるなって感じで、人には見られてはいけない感じが出ていた」
捜査関係者によると、母親の沙喜容疑者は「自宅から4人で修ちゃんの遺体をスーツケースで運んだ」と話しているということです。
防犯カメラの映像は、自宅から正面に向かって歩く姿を捉えていました。そして、4人組が向かったその先には、住宅街が広がっています。この道をスーツケースを引っ張って歩いて行ったということです。
■外傷性ショックが6歳男児の死因
さらに司法解剖の結果から、修ちゃんが虐待を受けていた可能性も出てきています。背中には打撲による多数の皮下出血があったということです。死因は外傷性ショックとみられています。
警察は、転倒するなどの事故でこうした傷が無数に付くとは考えづらいとしています。
■法医学専門家「執拗に…残忍性が」
法医学の専門家は皮下出血が背中に多く見られたことから、傷を負った状況をこう推測しました。
杏林大学医学部・佐藤喜宣名誉教授:「6歳ぐらいだと、自分で身を守ろうとする姿勢が取れるわけですよね。だから前(おなか)を攻撃されるとつらいので、背中を攻撃する者に向けていたということ。そこを執拗(しつよう)に打撃したということでしょ。何ともいえない残忍性がよく分かる」
きょうだい4人から鉄パイプのようなもので暴行を受けていたとされる祖母の背中にも似たような皮下出血があったといいます。
近くに住む人は修ちゃんが助けを求める姿を目撃していました。
近隣住民:「子どもの姿はベランダに放り出されている時に見た。内側から鍵が閉められていて『助けて助けて』って叫んでいて、『どないしたん』って話していたら保育園の先生が来たから、後は任せますって」
修ちゃんを巡っては、5月に児童相談所が一時保護しようと準備をしていました。しかし、きょうだい4人から暴行を受けていたとされる祖母が「家族で見るので不要です」と断ったことから保護に至りませんでした。
警察は、傷害致死や殺人の疑いも視野に捜査を続けています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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