【独自】神戸6歳男児死亡 祖母を保護した男性が当時の状況を証言「衰弱していて、ほっとけなかった」
兵庫県神戸市で、男の子の遺体が見つかり、母親ら4人が祖母への監禁と傷害の疑いで逮捕された事件で、祖母を保護した男性が、当時の状況を証言しました。
死亡した穂坂修くんの祖母は、監禁されていた自宅から逃げ出し、今週火曜日に保護されましたが、祖母を見つけ110番通報した男性は、NNNの取材に対し、「衰弱していて、ほっとけなかった」と話しました。
遺体で見つかった修くんの母親、穂坂沙喜容疑者と、その弟の大地容疑者らきょうだい4人は、今年3月ごろから今週火曜日ごろまでの間、修くんの祖母に当たる母親を押し入れに閉じ込め、鉄パイプのようなもので殴るなどの暴行を加え、ケガをさせた疑いで、きょう送検されました。
祖母はその後、4人が自宅にいない隙に逃げだし、火曜日に10キロほど離れた神戸市垂水区内で保護されましたが、その際に110番通報した男性がNNNの取材に応じました。
保護した男性「普通じゃないと思った。元気な人なら何も言うことはないけど」
記者「ほっとけないと思った?」
男性「そうです」
警察によりますと、祖母は保護された際、車いすに乗っていて左目が腫れ、背中には打撲の痕があったということです。
一方、修くんは、祖母が保護された前日の月曜日ごろに死亡したとみられていて、沙喜容疑者は「4人で遺体を自宅からスーツケースで運んだ」などと話しているということです。
この日、自宅近くの防犯カメラには、スーツケースを持って歩く4人組の姿が映っていました。
警察は、修くんが死亡した詳しいいきさつも調べることにしています。
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