【速報】熊本「通潤橋」が国宝に指定へ 幾度の損壊乗り越え…石橋文化の象徴に(2023年6月23日)
国内最大級のアーチ型の石橋である熊本県の「通潤橋」が国宝に指定されることが決まりました。
熊本県山都町にある通潤橋は、四方を谷に囲まれて水源に乏しい白糸台地を潤す目的で1854年に建設された石造りの水路橋です。
2016年の熊本地震や、その後の豪雨での損壊を乗り越え、竣工(しゅんこう)から約170年を経た現在も農耕活動を支えています。
通潤橋は近世で最大級の石造アーチに加え、精密で独創的なつくりの高石垣と石管で作られたサイホンを一体化した石橋で、技術的完成度が極めて高いとされています。
また、江戸末期に九州で興隆した石橋文化を象徴する土木構造物として、文化史的意義が深いと評価されました。
文化審議会が23日付で国宝に指定するよう文部科学大臣に答申しました。
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