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天皇皇后両陛下インドネシア訪問 すべての日程を終えられる “令和流”の国際親善訪問 若い世代との交流を重視|TBS NEWS DIG
国賓としてインドネシアを訪問中の天皇陛下は、世界遺産のボロブドゥール寺院にのぼり、今回の訪問のすべての日程を終えられました。即位後初の国際親善訪問。「令和流」の新しい形が見えてきました。
記者
「陛下が先ほどのぼられた、こちら世界遺産のボロブドゥール寺院には、雅子さまは同行されませんでしたが、陛下の表情からは、今回の訪問の充実ぶりが伝わってきました」
インドネシア伝統の衣装を身に纏い、遺跡を傷つけないためサンダル姿の天皇陛下。日本時間のきょう午前、陛下はインドネシアの古都・ジョグジャカルタ近郊の世界遺産、ボロブドゥール寺院にのぼられました。
終了後には、異例の“ぶら下がり取材”に。
「ぜひ一度訪れてみたいと思っておりましたので、大変嬉しく思っております」
そして、今回の訪問をこのように振り返られました。
「外国に実際に行ってみなければわからないことというのは、数多くあると思います。その意味でもインドネシアの若い方々、ぜひ日本を訪れて、そして自分の目で日本を確かめて、両国間の親善関係がより深まることを心から願っております」
両陛下が特に重視されたのが、若い世代との交流でした。
「将来はこういうお仕事をされたいですか?」
職業専門高校の生徒たちと楽しそうに交流される皇后さま。日本語を学ぶ学生との懇談では、積極的に質問される様子がみられました。
皇后さま
「卒業論文ということは4年生」
学生
「はい、今は4年生です」
天皇陛下
「大変でしょう、卒業論文」
この大学では、「日本のNARUTOというアニメが好きです」と話した学生に、陛下が「私はナルヒト(徳仁)です」と言って、周囲を笑わせる一幕もありました。
実はこの2つの日程について、当初、皇后さまは体調を考慮し、欠席することを検討されていました。
しかし、直前になって自身の判断で急遽、出席。側近に「インドネシアの若い人と親しくふれあえてよかった」「女性が男性に負けずに頑張っているのをみて大変頼もしく思った」と感想を述べられたということです。
皇后さまにとっては21年ぶりの国際親善訪問。宮内庁幹部は「手ごたえを感じておられるのではないかと拝察しています」と嬉しそうに語りました。
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