海中から再び音も酸素切れ迫る 不明の潜水艇、夜通しで捜索(2023年6月22日)
大西洋に沈没したタイタニック号の観光ツアー中に消息を絶った潜水艇は場所の特定に至らないまま内部の酸素切れの懸念が強まっています。アメリカ・ボストンから報告です。
(鈴木彩加記者報告)
日本時間の22日夕方以降、潜水艇の酸素が切れる時間帯を迎えますが、沿岸警備隊はこれはあくまでも推定された時間だとしたうえで、態勢を強化して捜索を進めています。
ボストンからおよそ1500キロ離れた北大西洋のなかで5人が乗った潜水艇が消息を絶ち、4日目の夜を迎えました。
捜索の一番の焦点となっているのは、2日連続で聞かれた海中からの音です。
この音が確認できた地域を集中的に捜索すると同時にその音が潜水艇からの発せられたものかどうか分析を急いでいます。
捜索の体制としては夜、新たに6000メートルの深さまで潜ることができるフランスからの無人探査ロボットが加わるほか、アメリカ海軍は潜水艇をつり上げるための装置も準備したことを明らかにしました。
沿岸警備隊の幹部は酸素切れ以外にも「考慮すべき点がたくさんある」と話をしていて、捜索の中断を検討する段階ではないと強調しました。この後も夜通しで捜索が進められます。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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