名古屋刑務所暴行問題再発防止策まとまる受刑者の呼び方見直しもTBSNEWSDIG

名古屋刑務所暴行問題再発防止策まとまる受刑者の呼び方見直しもTBSNEWSDIG

名古屋刑務所暴行問題 再発防止策まとまる 受刑者の呼び方見直しも|TBS NEWS DIG

名古屋刑務所で刑務官が受刑者を暴行するなどしていた問題で、法務省の第三者委員会が再発防止の提言をまとめ、大臣に提出しました。

「人権無視を訴えたいです」
「いきなり怒鳴られて、暴言云われるんじゃないか」

受刑者を支援するNPO団体の元に届いた手紙。差し出し主は受刑者で、刑務官による不当な扱いを訴えていました。

受刑者を支援 監獄人権センター代表 海渡雄一弁護士
「刑務所が本当に閉ざされた世界で、刑務官が作ってきた長年の文化というものが温存されてきた」

2001年に刑務官が受刑者を死亡させる事件が起きた名古屋刑務所。去年、刑務官22人が受刑者3人に対し叩くなどの不適切な行為を繰り返しことが判明し、関わった刑務官13人が書類送検されました。

繰り返される刑務官による問題をどう防ぐのか。今回、第三者委員会がまとめた提言では、若い刑務官の孤立を防ぐため、体に装着する「ウェアラブルカメラ」や通信機器を活用し、上司がリアルタイムでサポートする仕組みが提案されました。

また、調査では名古屋刑務所で職員が雑談中、受刑者を「懲役」や「やつら」などと侮蔑的に呼んでいた実態も明らかになりました。

提言書では、こうした呼び方は「人権意識の欠如」として禁止するよう求めました。その上で、受刑者に呼びかける際も、「呼び捨て」ではなく「さん付け」などの呼称を検討するよう提言しています。

斎藤法務大臣
「相当踏み込んだ大きな改革となる提言をもらった」

受刑者の呼び方を変えるという提言について、NPO団体は…。

NPO法人 監獄人権センター代表 海渡雄一弁護士
「(呼び方を)変えることによって、刑務所の文化が変わっていく。実現するととても大きな効果があるんじゃないか」

法務省は提言をもとに再発防止策を作り、全国の刑事施設で適用する方針です。

#名古屋刑務所 #暴行問題 #法務省
#ニュース #news #newsdig #tbsnews #tbs

▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/wsyhdPV

▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1

▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/SRQi0X9

▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/Woat3Cu

TBS NEWSカテゴリの最新記事