岡山緊迫県庁や市役所4カ所に不審物爆破する予告メールも(2023年6月19日)

岡山緊迫　県庁や市役所4カ所に不審物　「爆破する」予告メールも(2023年6月19日)

　19日、岡山県庁や岡山市役所など少なくとも4カ所で不審物が相次いで見つかりました。各施設には爆破予告のメールが届いていて、施設の一部が一時閉鎖する事態となりました。　

■岡山緊迫　県庁や市役所4カ所に不審物

　駆け付けた処理班。この緊迫の不審物の処理は岡山県内4カ所で行われました。ヘルメットに防護服姿の警察官が庁舎に入って行きます。不審物を運んだのでしょうか。周囲では万が一に備えて市民らが避難しています。

　岡山県庁に置かれていた不審物とみられる段ボール箱の写真です。箱には紙が貼られています。紙には文章が並び、一番下には人のイラストが描かれています。「声なき声に力を。」とも読めます。置いてある場所は岡山県庁の1階ロビー。椅子の横に置かれています。

　岡山市役所で捜査員が不審物の確認をする様子。こちらの箱は椅子の上に置かれています。こちらの箱にも紙が貼られていて、内容は岡山県庁で見つかったものと同じように見えます。

　19日正午ごろ、岡山県で相次いで不審物が見つかりました。岡山県庁、岡山市役所、倉敷市役所、岡山大学の4カ所です。

■「爆破する」ホームページに予告メールも

　実は不審物が発見される前、爆破予告がされていたというのです。19日未明、岡山市に爆破予告メールがありました。さらに、そのおよそ8時間後の午前8時半ごろ、岡山県にこのような内容のメールが寄せられていたことを職員が確認します。

　岡山県への爆破予告：「県庁や議場　市役所　小中学校　公共施設　駅　大学　郵便局を爆破する」

　岡山市によりますと、不審物には爆破予告のメールと同じ人物の名前、犯行をほのめかす文言が記載された紙が添えられていたというのです。

　その後、警察によりますと、県庁、岡山市役所の2カ所の不審物については危険物ではなかったことが分かりました。警察は他のものに関しても調べています。
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