「なぜ運転したのか分からない」男性は運転免許所持せず コンビニに車突っ込む 埼玉・川口市 ｜TBS NEWS DIG
きのう、埼玉県川口市のコンビニエンスストアに乗用車が突っ込み、近くを歩いていた高齢男性が死亡した事故で、乗用車を運転していた男性は免許を持っていなかったことが分かりました。一方、高齢男性の妻はJNNの取材に「気持ちが追いつかない」「無免許で運転していること自体おかしい」と話しました。
この事故は、きのう、川口市並木のコンビニエンスストアに普通乗用車が突っ込み、近くを歩いていた川口市の会社員、坂本正一さん（82）が死亡したものです。
その後の捜査関係者などへの取材で、車を運転していた男性（26）は免許を持っていなかったことが新たに分かりました。
男性と同じマンションに住む人
「（男性は）ただまっすぐ（前を）向いているだけですね。『停まって』と声をかけたんですけど、すごい大きな声で」
男性には知的障害があり、会話でのやりとりが難しいということです。
男性の家族は「今まで運転したことがない」「なぜ運転したのか分からない」と警察に説明していて、家族の運転をまねて車を運転していたとみられます。
一方、死亡した坂本さんの妻がJNNの取材に応じ、「毎朝自転車で仕事に行くくらい元気で、いざいなくなると気持ちが追いつかない」と話した上で、「男性が会話できない状態でも無免許で運転していること自体おかしいのではないか」と話しました。
坂本さんを知る人
「お邪魔しているときには『いってらっしゃい』とか、優しい方だと感じていた」
警察は、慎重に捜査を進めています。
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