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異例の「不信任」 野党の対応割れる…次は秋?“解散”仕切り直し(2023年6月16日)
岸田総理が今の国会での解散見送りを表明するなか、立憲民主党は岸田内閣に対する不信任決議案を提出しました。
否決されることがわかっていながら、あえて不信任案の提出に踏み切った理由を泉代表はこう説明していました。
立憲民主党・泉健太代表:「国民負担を強いる政治、そして、物価高対策が不十分。さまざまな国民生活を無視した政治というものを考えれば、提出することが当然の判断」
これに対し、各党の反応です。
自民党・伊藤達也衆院議員:「出さなければとの強迫観念にかられているのか。まるで会期末の慣例行事のごとく内閣不信任決議を提出する立憲民主党の皆さんは、本当に国民に目を向けているのか甚だ疑問」
日本維新の会・堀場幸子衆院議員:「今回も解散への恐怖心からギリギリまで逡巡しながら、解散はないと確信するやいなや、見せかけだけのファイティングポーズをとる姿に呆れ果てております」
採決では、国民民主党も反対にまわりました。
16日をもって“事実上の閉幕”となった国会。一足先に夏休みを迎える永田町の関心事は“仕切り直し”の解散総選挙。
来年9月に総裁任期満了を迎える岸田総理にとって、再選するためには、次の選挙で勝利を収めて、党内の支持を固められるかどうかが最大の焦点となります。
ただ、“終わらないマイナンバー問題”に加え、年末に向けては、防衛予算や子育て支援策の財源など、国民負担につながる議論が目白押しです。
立憲民主党・泉健太代表:「防衛増税は、これだけ世論の反対も多いものなので、国会が終わったとしても、防衛増税、本当に良いのかということは運動としても問うていきたい」
共産党・志位和夫委員長:「マイナカードを押し付けて、健康保険証を廃止する。物価高騰に対する無為無策。少子化対策についても中身も財源もない」
自民党内からは、こんな声も上がっています。
自民党幹部:「解散してもよかったと思う。絶好のチャンスだった。次にこんなチャンスが来るだろうか。来るかもしれないし、来ないかもしれない。年内はもう選挙できないだろう」
岸田総理:「(Q.内閣不信任案が否決されたが)反対多数で否決をしていただきました。今、こども子育て戦略、新しい資本主義の実行計画、骨太の方針、こうした取り組みを具体化、実行のフェーズを迎えています。岸田内閣として、こうした政策をしっかりと実行していきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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