IAEA事務局長冷却水懸念のザポリージャ原発視察(2023年6月16日)

IAEA事務局長冷却水懸念のザポリージャ原発視察(2023年6月16日)

IAEA事務局長 冷却水懸念のザポリージャ原発視察(2023年6月16日)

 IAEA=国際原子力機関のグロッシ事務局長は冷却水の供給が懸念されるウクライナ南部のザポリージャ原発を視察し、「安定化の措置は取られている」との認識を示しました。

 ザポリージャ原発を巡ってはウクライナ南部のダムの決壊で冷却水の供給が懸念されています。

 こうしたなか、グロッシ事務局長は15日、ロシア側の管理下にある原発を視察しました。

 IAEA、グロッシ事務局長:「この水位が保たれていれば、しばらくはプラントの安全が保たれます」

 ダムの決壊で冷却水に使用していた貯水池の水位は下がっているものの、現在は別の池の水を冷却水に利用しているということです。

 現地を視察したグロッシ氏は「現場は深刻な状況だが、冷却水のレベルは十分だ」と認識を示しました。
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