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巨大!長さ4m級“幻の深海魚”2日続けて出現 なぜ定置網に?(2023年6月14日)
■巨大!長さ4m級“幻の深海魚”
驚いたのは、その大きさ。12日、高知県室戸市で見つかった“幻の深海魚”リュウグウノツカイ。体長は3メートル70センチ、身長1メートル65センチの学芸員が手を伸ばしても優に上回る大きさです。さらに。
むろと廃校水族館・空田知久学芸員:「『きょうもリュウグウノツカイがとれたぞ』ということで、きのうよりもさらに大きいリュウグウノツカイがいて、またビックリしました」
13日、再び大きなリュウグウノツカイが港に揚がったのです。こちらの体長は4メートル5センチ。学芸員2人が縦に並んでもご覧の通り。
むろと廃校水族館・空田知久学芸員:「トラックの荷台に乗りまして、全身が入るように撮りました」
リュウグウノツカイが見つかったのは室戸市の沖合数キロ、定置網に掛かっていました。港に着いた時には死んでいたといいます。
むろと廃校水族館・空田知久学芸員:「自分が他の水族館で見たのは2メートルちょっとくらい。かなり大きいので珍しいのではないかと思います」
それにしても巨大な深海魚がなぜ定置網に。近年の“海の異変”とも関係している可能性が指摘されています。
■“幻の深海魚” 海面に出現のワケ
去年、撮影されたリュウグウノツカイの映像です。体長はおよそ1メートル80センチほど。今回、室戸市で見つかった個体はその倍以上の大きさです。
むろと廃校水族館・空田知久学芸員:「(今回の個体は)十数年は生きているのかなと。小さいプランクトンを食べていると言われているので、どうやってあんなに大きくなるのかもなかなか解明が進んでいない」
2匹は雄と雌の“つがい”の可能性もあるといいます。気になるのは、なぜ定置網にかかったのかということ。実は海面近くに現れるのは珍しいことではないといいます。
むろと廃校水族館・空田知久学芸員:「深海魚も夜になると海上にいるプランクトンを食べに上がってくる。それで朝になると、また深海の方に戻っていく」
■マイクロプラスチック 影響は?
一方で、別の可能性も。
むろと廃校水族館・空田知久学芸員:「(原因は)マイクロプラスチックということも考えられる」
マイクロプラスチックとは5ミリメートル以下のごく小さなプラスチックごみのこと。近年、海洋生物が餌(えさ)と間違えて食べ、大きな問題となっています。今回見つかった個体も深海に落ちてきたマイクロプラスチックを食べた可能性があるといいます。
むろと廃校水族館・空田知久学芸員:「おなかにプラスチックがたまることで普通の餌を食べられなくなる。そのせいで空腹になったり、栄養が吸収できなかったりというのはあると思います。餌を求めて表層に上がってきているのでは」
水族館ではリュウグウノツカイを解剖して胃の中を調べる予定です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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