トランプ氏 37件全ての起訴事実に無罪主張 「不正行為が行われた。腐敗し、 問題だらけの国だ」と起訴を批判｜TBS NEWS DIG
機密文書の取り扱いをめぐって起訴されたアメリカのトランプ前大統領が連邦裁判所に出廷し、起訴された37件の罪について無罪を主張しました。
フロリダ州マイアミの裁判所前です。トランプ氏が出廷した直後は一時、身動きが取れなくなるほど、トランプ氏の支持者と世界各地の報道陣がつめかけ、あらためて関心の高さを伺わせました。
トランプ氏は午後2時すぎ、一部の道路が封鎖され、車列が組まれるなど厳重な警備体制が敷かれるなか、裁判所へと入っていきました。
その後、機密文書を自宅に持ち出し、意図的に所持したとするスパイ防止法違反など、起訴された37件に対する罪状認否が行われましたが、トランプ氏はそのすべてについて無罪を主張しました。
また、撮影や携帯電話の持ち込みをしないことを条件に、限られた記者だけが裁判所内での傍聴を認められ、JNNの記者も出席しました。
JNNワシントン支局 サミュエル・ファウラー
「トランプ氏は手を握って膝に置いていた。スマイルはなかった。ジーっと前を見て、ずっとジャッジ（裁判官）を見つめていた」
トランプ氏は裁判が進むにつれ、徐々に険しい表情へと変わり、両脇に座った弁護人と小声で会話する場面もありましたが、自ら発言することはありませんでした。
また、裁判官から「37件の罪を認めるか否か」を尋ねられた際も、代わりに弁護人が「私たちは明確に無罪を主張します」と答えました。
法廷におよそ50分間滞在したトランプ氏は裁判所をあとにした後、地元のキューバ料理店を訪れています。
トランプ氏
「私たちはかつてないほど衰退した国にいる。こんなことが起きてはいけない」
トランプ氏は支持者を前に、「不正行為が行われた。腐敗し、問題だらけの国だ」などと、今回の起訴に対して激しく反論しています。
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