トランプ前大統領が出廷 機密文書 持ち出し巡り起訴(2023年6月14日)
機密文書の持ち出しを巡って起訴されたアメリカのトランプ前大統領が、罪状認否に臨むためフロリダ州の裁判所に出廷しました。
（梶川幸司記者報告）
トランプ氏は日本時間の14日午前4時前、マイアミの裁判所を後にしました。起訴内容を全面的に否認し、無罪を主張したということです。
トランプ氏は大統領を退任する際に、機密文書を違法に持ち出したとして、スパイ防止法違反など37件で起訴されました。
トランプ氏は裁判所を出た後、キューバレストランに立ち寄って、「俺のおごりだ」と伝え、14日で77歳の誕生日を迎えるトランプ氏をお客がハッピーバースデーの歌で祝いました。
また、裁判所の周辺にはトランプ氏の支持者を中心に数百人が集まり、双方が口論する場面もたびたびありましたが、衝突など目立った混乱はありませんでした。
反対派：「私たちは世界の笑いものになっている。私たちも、もう馬鹿じゃないから（トランプ氏が）うさん臭いのは分かる」
支持者：「起こっていることは現実的ではない。私たちはこの起訴が仕組まれたものと知っている」
トランプ氏は今回の起訴を「政治的な弾圧」だと訴えることで、大統領選に向けた支持拡大の狙いがあります。
この後、ニュージャージー州へと移動し、支援者に向けて演説する予定です。
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