ウクライナ ダム決壊…流れ出た地雷の爆発も懸念(2023年6月10日)

ウクライナ ダム決壊…流れ出た地雷の爆発も懸念(2023年6月10日)

ウクライナ ダム決壊…流れ出た地雷の爆発も懸念(2023年6月10日)

ウクライナ南部のヘルソン州でダムの決壊による大規模な洪水が深刻化しています。

高島)
ダムの決壊の原因はまだ分かっていませんが、ダムの決壊によって流域に暮らす人々の生活には大きな影響が出ています。被害の状況はどうなっていますか?

板倉)
浸水は、広さにすると東京23区に相当する広さだということです。これまでにウクライナ側では3600戸以上、そしてロシアが一方的に支配している地域では、約2万2300戸の建物に被害が出ていまして、19人がこれまでに亡くなっています。ゼレンスキー大統領は、「数十万人の飲料水の確保に支障が出ている」と話しています。

高島)
東京23区の大きさに相当するということで、生活そのもの、様々なところに影響が出てきますね。

柳澤)
その影響が長期化することが一番懸念されます。今回洪水になっている一帯というのは、ウクライナでも有数の農業地帯なんです。今回の洪水で地雷も流れてきている、それから有害物質も流れてきているということになると、農業をもう一度始めるといっても相当時間がかかる。それを考えると、1日も早く戦闘に終止符を打たせるための方策というものをどうすればいいのか?突きつけられているような気がします。

高島)
国連が支援の手を差し伸べていますが、ロシア側が拒否していると。これはどうしてですか?

柳澤)
ロシア側にとって都合が悪いんだと思います。実効支配を揺るがしかねない。国連の支援を受け入れるとそういう状況になりかねない。そう考えるとロシア側は「住民」より「戦闘の継続」を優先していると言わざるを得ません。

高島)
まずは人々の命、暮らし、を最優先に、両国が対応に当たって欲しいと思います。

サタデーステーション 6月10日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

ANNnewsCHカテゴリの最新記事