大雨の爪痕残る地域に再び…強い勢力「台風3号」に厳重警戒(2023年6月10日)

大雨の爪痕残る地域に再び…強い勢力「台風3号」に厳重警戒(2023年6月10日)

大雨の爪痕残る地域に再び…強い勢力「台風3号」に厳重警戒(2023年6月10日)

6月10日、さきほど午後8時すぎの鹿児島市内の様子です。鹿児島県の種子島では、活発な梅雨前線の影響で早朝から強い雨が降り続き、1時間あたり51.5ミリと今年最大の雨量となりました。

きょうサタデーステーションが訪ねたのは、先週、線状降水帯が発生し、大規模な浸水被害があった愛知県豊川市。

仁科健吾アナウンサー:「住宅街の山沿いで土砂崩れがおきました土砂が建物を飲み込んで原型をとどめていません。いつ再度崩れてもおかしくないような状態です」

この付近の今月の積算雨量は、480.0ミリを観測。6月としては、平年のおよそ2.6倍となっていて、再び土砂崩れが起きる危険性も…

近所に住む人:「本当に経験したことないもので、どうなることやら。怖い。本当に気をつけながら、こんなに自然って恐ろしいなって」

心配なのはあす以降、日本列島の南を進む台風3号による影響です。

先週このあたりは、冠水した道路を何台もの車が水しぶきをあげながら走っていました。水に浸かり動けなくなった車も多数ありました。

これは、先週大雨の中を走る車のドライブレコーダーです。フロントガラスまで、水しぶきが大きくはね上がっています。運転していた人は…

運転していた人:「(車が)壊れるんじゃないかと。水がタイヤ半分までつかっていて、ボンネットまで水しぶきが来ていたので、死ぬかと思いました」

また、こちらの映像は2019年、台風のさなか避難所に向かっていた車のドライブレコーダーです

運転していた人:「あ~ッやっちゃった。これ、死ぬわ…」

増水した川の水に流され、車が浮いています。さらにライトが消えて辺りは真っ暗に。幸いにも車から無事逃げ出すことが出来ましたが、冠水した道路がいかに危険なのかがよくわかります。

先週の大雨では、関東各地でも広範囲が冠水。埼玉県越谷市にある書店の防犯カメラが、浸水していく店内の様子を捉えていました。午後11時半ごろ、画面左の壁側から、外の道路に貯まっていた水が店内へ…その後も水はどんどん流れ込みつづけ、一時、床から最大40センチほどまで水につかったといいます。

博文堂書店千間台店 小暮宣幸店長:「この辺りまで来ましたね。(ひざ下)」

商品の一部も水浸しに。近づく台風3号にも警戒しています。

博文堂書店千間台店 小暮宣幸店長:「市役所に連絡して土嚢を100ほどいただきまして設置しています。」

今後台風3号は北東方向へ進み伊豆諸島の南を通る予想です。列島からは離れていても梅雨前線が活発になり、太平洋側を中心に局地的に雨が激しく降る恐れがあります。すでにこれまでの雨で地盤が緩んでいるところがあるため、少しの雨でも災害に警戒が必要です。

サタデーステーション 6月10日OA
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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