奇跡の景色「ドラゴンアイ」“開眼”した?してない? 地元関係者大論争(2023年6月9日)

奇跡の景色「ドラゴンアイ」“開眼”した?してない? 地元関係者大論争(2023年6月9日)

奇跡の景色「ドラゴンアイ」“開眼”した?してない? 地元関係者大論争(2023年6月9日)

■「ドラゴンアイ」奇跡の景色

 誰かに見つめられている、そんな気がしないでしょうか。

 秋田・岩手にまたがる八幡平にある鏡沼。雪解けのこの時期にだけ見られる自然現象です。すり鉢状の沼に雪解け水が流れ込み、表面の氷が持ち上がることで、二重構造に。巨大な目に見えることから、「ドラゴンアイ」と呼ばれています。

 竜の目が開いたのかどうか、開眼と言えるのかどうかは、地元の関係者にとっては大きな問題です。
 
 岩手県側の観光協会は…。

 岩手、八幡平市観光協会・海藤美香事務局次長:「開眼宣言させていただきました。きのう、局長、私も見に行ってきて確かに水がもう浮いているのを確認できたので開眼宣言と」

 ところが、秋田県側の関係者は、まだ早いとの立場です。

 秋田、八幡平ビジターセンター・工藤公光班長:「きょうの時点でもまだという感じ」「(Q.まだ開眼宣言ではない?)ではないですね。はい」

 8日午後1時すぎの映像です。

 観光客:「ドラゴンアイを見に来ました。もうちょっと目が出ていると良かったんですけど」「真ん中の目が、ちょっとまだ」「(Q.ずばり開眼はいつごろ?)あと1週間」

 「開眼」と言える明確な基準はあるのでしょうか。すでに開眼宣言をしている岩手側はこう言います。

 岩手、八幡平市観光協会・海藤美香事務局次長:「ないですね、はい。誰も公式なものは。ただ、リングができて白目の中に黒目ができた時という感じ」

 秋田側は。

 秋田、八幡平ビジターセンター・工藤公光班長:「氷の中央部分に龍の目と言われているが、そこに黒く瞳が開くとそこで開眼と…」

■大論争 “開眼”した?してない?結論は

 氷の中央部が徐々に薄くなり、そこが黒く見えるようになると開眼。その点は、両者一致しているようです。しかし、そのような状態になったかどうかで、見解が分かれているもよう。

 秋田、八幡平ビジターセンター・工藤公光班長:「人によっても感覚が違ったりもするので」

 今のところ、互いに情報を共有する仕組みもないそうです。

 秋田、八幡平ビジターセンター・工藤公光班長:「直接のやり取りはないが、開眼したとなると皆それに乗るというか」

 岩手、八幡平市観光協会・海藤美香事務局次長:「ぜんぜん、私どもも言ったもん勝ちとも思っていない。観光客が開眼した姿を見たと喜んでもらえる方がこの土地の評価が上がると思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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