台風3号北上中 大雨に警戒、「防災アプリ」で雨雲の動きや災害情報を確認、近くの避難所を表示・誘導も【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG
今後の東日本の雨について、そして災害に備えて知っておきたい防災アプリをご紹介します。
■雨雲レーダーや危険度分布が見られる便利アプリとは?
上村彩子キャスター:
まず、8日午後6時からの24時間雨量を見てみましょう。多いところで関東北部90ミリ、関東南部150ミリ、伊豆諸島150ミリとなっています。気象予報士の國本未華さんにお聞きすると「8日夜から9日朝まで激しい雨が予想される」ということです。
続いて、気になる台風3号の動きです。勢力は弱いものの、今後は強めながら北上する予想となっています。本州への直接の影響は、進路図を見た限りではなさそうではありますが、國本さんによると「梅雨前線が活発化しているので、大雨には警戒が必要。さらに週明けは台風3号から湿った空気が流れ込むため、大雨になるおそれも」とのことでした。
ここで、大雨に備えて防災に役立つアプリを2つご紹介します。まずはJNNの「NEWS DIG 防災」というアプリです。
私や日比麻音子キャスターも告知の動画に出演していますが、このアプリは雨雲レーダーを見ることができます。さらにはエリアを設定して、そちらに合わせた防災情報を確認できます。
実際に、雨雲レーダーの見方などをチェックしてみましょう。まずはダウンロードしたアプリを起動させます。項目がいろいろあるなかで「雨雲レーダー」を選択。今、この白くマルになっているところが私たちがいる赤坂のTBSですが、わかりやすく地図を全体が見えるようにすると、雨雲がどこにかかっているかわかります。
さらには、直近の時間だと5分ごとに送ることができ、雨雲の動きを確認できます。今の時間ですと、最大で朝の9時まで送ることができて、「朝はまだ東京にかかっているな」など、雨雲の動きを見られます。
さらに、「マップの切り替え」を押してみると、気象庁が運営している「キキクル」とも連動しています。例えば「土砂災害の危険度分布」を選択し、黄色の部分を拡大すると、鹿児島や宮崎のほうでは注意が必要だということがわかります。
他には台風や地震、津波の情報なども得られます。
■災害情報に「慣れちゃいけない」という心構えが大事
上村キャスター:
次にご紹介するのは、避難所まで案内してくれる「みたチョ」というアプリです。避難所までの経路が表示され、さらに地図が苦手な人や土地勘がない人には、ARで表示してくれます。GPS誘導のため、ネットが途切れても使用可能だということで、旅先や行き慣れていないところでも、こういうアプリは役立つかもしれませんね。
ホラン千秋キャスター:
これから災害が増えてくる時期になりますので、こういったアプリをフルで活用して、皆さんにもしっかりと対策をしていただければと思いますね。
田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者:
6月2日はあれだけ雨が降りましたから、被害に遭ったところもあれば、たとえ被害がなくても地盤が緩んでいるところもあるでしょう。災害が起きる可能性というのは見えないことも多いので、そこにも注意をしなければいけないですよね。
井上貴博キャスター:
特に2023年から気象庁は、情報をいかに早く出すか、そして情報を細分化するかということに舵を切りました。2日からの一連の大雨で、線状降水帯の発生情報が、多分10回以上は出ているんですよね。そうすると、どうしてもメンタル面で慣れてしまいます。慣れなければいけないところもありますが、慣れすぎると情報が届かなくなるというのが難しいです。
田中ウルヴェ京さん:
「慣れちゃいけない」とか、「人間は慣れる可能性がある」と思うことだけでもすごく大事です。
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