杉村太蔵にピンチ!右ひざに激痛走る テニス大会へ暗雲が…「杉村流」食生活で強敵へ(2023年6月7日)

杉村太蔵にピンチ!右ひざに激痛走る テニス大会へ暗雲が…「杉村流」食生活で強敵へ(2023年6月7日)

杉村太蔵にピンチ!右ひざに激痛走る テニス大会へ暗雲が…「杉村流」食生活で強敵へ(2023年6月7日)

 国内最古のテニス大会出場を目指し、本格的な練習に励む杉村太蔵さんのテニス企画。7月に行われる大会を前に、杉村さんのひざが悲鳴を上げた。果たして大会出場の行方は?

■43歳の右ひざが悲鳴を上げていた

 それは、テニス大会までおよそ2カ月…。練習の強度を上げていた最中のことだった。突然、杉村から番組スタッフにメールが届いた。

 杉村さん(4月28日):「実は今日近所の病院に行ってきました。レントゲンだけですが、半月板の腱(けん)が切れている可能性があるようです。少なくとも一週間は安静にとのことでした」

 かつて国体で優勝した経験を持つ杉村。あれから25年、右ひざに突如として現れた激痛。テニス大会出場に、暗雲が垂れ込めていた。

 先月2日。杉村は都内のスポーツクリニックにいた。いつも明るいその表情は、こわばっていた。

 杉村さん:「3週間前にすごく良いプレーができたんですよ。その日と翌日までは良かったんですけど、2日ぐらい経ってから、あら?と。ひざがおかしいなあと、右ひざが。今にも壊れそうというか、重たいというか」

 43歳の右ひざが悲鳴を上げていた…。

 本格的な練習再会から5カ月、これまでけがをすることなく、25年のブランクを少しずつ埋めてきた。

■精密なMRI検査…右ひざはどんな状態?

 しかし、4月中旬に行った練習後、突然、右ひざに痛みが出たという。

 近所の病院では、ひざの腱が切れている可能性を指摘され、精密検査を受けるため、都内にあるスポーツクリニックにやってきた。

 杉村さん:「(大会が)7月3日なので、あと2カ月なんですよ。全治3カ月とか言われたらどうしようかなと思って…」

 大会に出場できなくなってしまったらどうしよう…。言い知れぬ不安が襲う。

 この日はレントゲンより、精密なMRI検査を行った。

 放射線科技師「(Q.手術が必要になる場合っていうのも考えられる?)もちろん。手術多いですよ、ひざは」

 検査すること1時間、右ひざはどんな状態なのか。

 東京スポーツ&整形外科リニック 山崎真哉医師:「まあ少なくとも…『今すぐ手術』って話ではないです」
 杉村さん:「良かったです…!」
 山崎医師:「軟骨のここの部分が傷んでる。白くなってる。これは軟骨損傷ですね。これが原因で、水がたまったりという症状が今起こっている」

 山崎医師によると、長く運動せずに硬くなっていた体で運動を再開したことにより、軟骨が傷つき、水がたまりやすくなってしまうのだという。

 杉村はこの日、ひざにたまった水を抜く治療を受けた。

 医者「大丈夫ですか?」
 杉村「はい」「え!すごい楽になりました!めちゃくちゃ楽になりましたよ!」

 しかし、このままではまた同じけがをしてしまう。医師が指摘したのは、硬くなった体をほぐす、ストレッチの重要性だった。

■無理せずヘルシーな食生活=「杉村流」

 そして、もう一つ、ひざを痛めた要因があった。

  山崎医師「減量も大事です」
 杉村さん「体重、重いですか?」
 山崎医師:「重いですね」

 かつて、テニスで国体優勝した18歳のころの体重は66キロ。それから25年…体重は88キロに。これが、ひざへのダメージにもつながっているという。

 それから杉村は、ソーセージはハムに、バニラアイスはシャーベットに、カフェオレはブラックコーヒーにというふうに、同じカテゴリーのものはカロリーが低い方を選ぶ食生活にシフト。

 ロケで地方を訪れた際の朝食風景を覗いてみると…。

 杉村さん:「とにかく野菜中心に。ごはんはちょっとだけ今の時期は我慢して」

 なるべく無理せず、ヘルシーな食生活を心掛けるのが「杉村流」だ。

 さらに、けがをしないためのストレッチも改めて教えてもらい、日常生活に取り入れた。

 一方で、けがをしたことでのプラス面もあったようだ。

 杉村さん:「3週間、練習できない時期ありましたけど、(映像で)自分のプレーを何度も見返す時間ができてきょうの練習でアプローチミスがなくなったかなと」

■故障後、初の本格的な練習試合…相手は?

 そんな杉村にはどうしても対戦したい相手がいた。

 先月下旬、向かったのは地元・北海道だった。

 テニス界の超人ハルクこと、山岸徹郎選手(44)だ。山岸選手は、杉村が今回出場予定の「毎日テニス選手権」40歳以上の部、前回優勝者。この年代の日本トップレベルの選手で、前回の練習試合では惨敗を喫している。

 ひざの故障後、初の本格的な練習試合。7ポイント先取した方が勝ちというルールで対戦することに。果たして、超人ハルクに太刀打ちできるのだろうか?

■山岸選手「(サーブが)速くなっている」

 強烈なサーブで杉村がポイント。これに山岸選手も黙っていない。

 その後も一進一退の攻防。しかし…。

 結果は7-4で山岸選手の勝利となったが、これまでにない善戦だった。

 山岸選手は、きょうの杉村のプレーに驚いたと言う。

 山岸選手:「(サーブが)速くなっていましたね、間違いなく速くなっています。全体的な確率も上がっていますし、うまく緩急つけながらやればかなり行けるんじゃないかって思っています」

 思わぬけがをしたが、それをプラスに考えて前に進む杉村。大会は来月3日だ。

■中高年に適した運動は?適度な“有酸素運動”が良い

 「中高年のスポーツ障害」はなぜ起きるのか、東京スポーツ&整形外科クリニックの山崎真哉医師によると、「中高年はこれまでのダメージが蓄積されている。加齢により骨・関節・筋肉・腱などが弱くなるため負担が掛かりやすい」ということ。それに加え、筋力の低下、柔軟性の低下、肥満といった要因が重なることでスポーツ障害となってしまうそうだ。

 具体的にはどのような症状なのかというと、五十肩、腱鞘(けんしょう)炎、膝関節痛、腰痛といったものがあげられる。また、テニスをする人なら「テニスひじ」になりやすいのだそう。

 スポーツ障害にならないためには、事前にストレッチや準備運動を行い、視界が狭まる悪天候や夜などの暗い時間のほか、体調の悪い時は休むことが大事だという。

 また、脱水などは筋肉系のトラブルにつながるので、こまめな水分補給も重要だという。

 そのうえで、中高年に適した運動はどういったものか。これから何か運動を始めたい中高年は、ジョギングや水泳、体操といった適度な有酸素運動が良く、周りに合わせなければならないグループスポーツではなく、個人でできるスポーツを行うのが良いそうだ。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年6月7日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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