関東再び真夏日「肉食べて元気に」 元祖“カリカリ梅”で熱中症対策(2023年6月7日)

関東再び真夏日「肉食べて元気に」 元祖“カリカリ梅”で熱中症対策(2023年6月7日)

関東再び真夏日「肉食べて元気に」 元祖“カリカリ梅”で熱中症対策(2023年6月7日)

 新たに発生した台風3号は台風2号と同じように沖縄に接近する恐れがあります。関東は各地で真夏日を超える暑さとなり、東京・江戸川区の都立高校では18人が熱中症の症状を訴え、女子生徒2人が病院に搬送されました。

■突然急変 青空から一転 雷鳴

 まるでバケツの水をひっくり返したようです。青森は突如として激しい雨に見舞われました。天気は短い時間にめまぐるしく変わります。

 岩手県宮古市、7日午前8時ごろには青空が広がっていましたが、お昼ごろには雨に。時折、雷も鳴り響いたそうです。その10分後、大粒の雨が横殴りで降り注ぎました。

 北日本を中心に天気を不安定にさせたのは列島の上空に流れ込んだ寒気です。北海道の津別町を襲ったのは、ひょうです。ビー玉ほどの大きさがあったといいます。北部の名寄市ではあられが降りました。今後警戒が必要なのは天気の急変だけではありません。

■台風3号北上 沖縄に近づく恐れ

 風で木々が煽られているのは、パラオです。現在、日本のはるか南に位置するパラオの北の海をじわじわと沖縄に向かっているのが6日夜に発生した台風3号です。再び列島の梅雨前線が刺激され、大雨になる恐れも出てきました。

 ただ、7日は梅雨前線が南に下がり、西日本や東日本の広い範囲で青空が広がりました。

 特に関東は真夏日が続出。体育祭が行われていた江戸川区の都立高校では18人が熱中症の症状を訴えて2人が病院に搬送されるなど、油断できない暑さとなっています。

 7日、全国一の暑さとなったのは沖縄県や岐阜県を抑えて群馬県です。前橋市では31.3℃まで気温が上昇。駅前から人が消えました。

■今が旬! 早朝から“梅の収穫”

 高崎市でも最高気温31.3℃を観測しました。和歌山県に次ぐ梅の生産量全国2位を誇る群馬県。梅雨入り前の暑さは今が旬の“梅”にも影響を及ぼしています。

 果樹農園やくしや・佐藤健代表:「暑い時に収穫してしまうと梅の実がしぼんだような感じ。陥没というか、しぼんだような感じになる」

 この日収穫している「しらかが」という品種も暑さに弱いため、家族3人、午前5時半から収穫に追われていました。

 果樹農園やくしや・佐藤健代表:「実際すごく暑くて大変ですけど、梅農家はこの時期にもがないとこの時期1カ月が収入の勝負なので、こういう良い景色を見ながらもいでいます」

■元祖“カリカリ梅”で熱中症対策

 一方、農家さんが苦労して収穫した梅は酷暑の夏に私たちを助けてくれます。

 赤城フーズは創業明治26年の食品メーカー。夏本番を前に、ある商品の生産ラインがフル稼働していました。

 赤城フーズ・遠山昌子社長:「カリカリ梅を作っているところになりまして、きょうは暑さ対策に人気の“熱中カリカリ梅”を製造している」

 「熱中カリカリ梅」。実はここ「赤城フーズ」は、世界で初めて「カリカリ梅」の開発・製品化に成功した「カリカリ梅」の元祖。「熱中カリカリ梅」は、熱中症対策に欠かせない塩分補給に特化した商品です。その塩分濃度は通常のおよそ3.5%に対し、倍以上の8.0%。

 年々、暑さが厳しさを増す夏を前に、すでに一部の商品が完売するほどの人気です。

 赤城フーズ・遠山昌子社長:「今年もこの暑さで4月5月の売り上げも例年以上になっている。工場とか工事現場などで召し上がっていただく業務用の大きい袋は今年の分はほぼ完売状態の人気」

■29℃超なら “ステーキ29%オフ”

 7日は東京でも29℃を超えました。この暑さのなか、飲食店の前で足を止める人たち。人々を引き付ける理由は“7日の暑さ”にありました。

 厚さ2センチにも及ぶ肉厚ステーキ。この柔らかなステーキが暑くなると安くなるんです。

 東京・五反田にあるステーキ店。都心の最高気温「にく」、29℃を超えた場合、お店の看板ステーキが29%オフになるキャンペーンを実施しています。その割引額はなんと1000円以上。

 来店客:「29℃超えたら安くなると聞いていたので、これだけお得に食べられるのはありがたい」「また絶対に次も来ます」
 ステーキベラス・崎村春人店長:「夏バテもこれからどんどんあると思うが、お肉食べて元気出していただきたいので腹をくくって提供している」

 8日は一転、梅雨前線が再び北上。九州を中心に警報級の大雨となる恐れがあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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