ウクライナ南部の“ダム破壊”で国連・安保理が緊急会合開催 ロシア・ウクライナは双方非難|TBS NEWS DIG
ウクライナ南部のダムが破壊されたことについて、ロシア・ウクライナ双方が相手側の攻撃によるものだと非難するなか、国連の安全保障理事会では緊急会合が開かれました。
ウクライナ南部ヘルソン州にあるカホフカ水力発電所のダムの破壊によって、周辺では洪水などの被害が出ていて、州知事はウクライナ側が支配する地域の住宅1300以上が水没したと指摘。ウクライナメディアは検事副総長の話として、ロシア側支配地域を含め州内でおよそ4万2000人が避難対象となっているとしています。
緊急の会見を開いた国連のグテーレス事務総長は…
国連 グテーレス事務総長
「民間人や市民にとって重要なインフラを狙った攻撃はやめなければならない」
破壊の原因については、「国連は独自の調査を行う手段がない」としています。
記者
「ダム決壊について双方を非難し合うなかでの緊急の安保理会合。欧米を中心に、そもそもの原因はロシアによる軍事侵攻にあるというメッセージを改めて打ち出していきます」
ここでも、ウクライナとロシア双方が相手側の責任だと主張しました。
ウクライナ キスリツァ国連大使
「外部から砲撃などで爆破することは物理的に不可能です。ロシアの占領者によって爆発物が仕掛けられ爆破されたのです」
ロシア ネベンジャ国連大使
「ウクライナが重要インフラ施設に対して行った意図的な破壊行為は極めて危険で、戦争犯罪やテロ行為に分類される可能性があります」
日本や欧米諸国をはじめ大多数の国は、ロシアによる関与には言及していませんが、「軍事侵攻がなければ、このような悲劇は起こらなかった」とし、改めてロシア軍の即時撤退を求めました。
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