愛知・静岡 被災地でも気温上昇 浸水被害で“災害ゴミ” 病院も(2023年6月5日)

愛知・静岡 被災地でも気温上昇 浸水被害で“災害ゴミ” 病院も(2023年6月5日)

愛知・静岡 被災地でも気温上昇 浸水被害で“災害ゴミ” 病院も(2023年6月5日)

 5日は関東などで厳しい暑さとなり、栃木県佐野市では32.1℃を記録しました。一方、大雨の被害が大きかった愛知県や静岡県などでは30℃近くまで気温が上昇するなか、復旧作業が行われました。

■暑い街でミスト故障 熱中症も

 また厳しい暑さがやってきた日本列島。熊谷市はこの後も気温が上昇し、31.2℃を観測。日本一暑い町の市民は。

 市民:「慣れるしかない。昼間はなるべく出ない」

 夏本番を前に暑さ対策の一つに“トラブル”が起きていました。市によると、4月に行われた点検で故障を確認。6月中旬ごろの復旧を目指します。この暑さで熱中症の被害も。5日正午ごろ、市内の病院に30代の男性が搬送されました。

 埼玉慈恵病院・藤永剛副院長:「(搬送者は)朝の8時くらいからバイクを使って外回りをしていたそう。頭痛と吐き気(があり)この後、かなり吐いていた」

 朝から日差しが降り注いだ関東を中心に30地点以上で真夏日を観測。

■1時間待ち行列 「涼み処」設置も

 5日、一番の暑さとなったのは栃木県佐野市。32.1℃を観測しました。市内は暑さ対策に追われています。鶏ガラや豚ガラを使った透き通ったスープ。そして、自家製の手打ち麺が自慢。佐野ラーメンの人気店では列を作るために5日からミストを稼働させています。
   
 東京からの客:「1時間くらい前から並んでいる。ミストがあるので待ちやすい」

 厨房(ちゅうぼう)でも暑さ対策は欠かせません。大量のスープに熱々の餃子。室温は45℃にも達するといいます。そこで。

 麺屋ようすけ本店・田崎伸宏店長:「スポットクーラーですね。ポイントで付けて温度がなるべく上がらないようにしているのと、扇風機を4カ所設置して風の流れを循環している」

 佐野市は去年39.9度を観測し、県内で最も暑い町となりました。そのため今年からある対策を打ち出しています。

 佐野市・金子裕市長:「ここは熱中症予防のための『涼み処』として設けました。(佐野)市内の32カ所に随時、設置してきます」

 外出中に熱中症など急な体調不良に襲われた人が駆け込める涼み処。飲料水のほか、タオルや冷却シートなどが準備されています。

 佐野市・金子裕市長:「皮膚感覚として暑い、痛いと感じる時は本当に気を付けていただきたい」

■被災地でも気温上昇 浸水被害で“災害ゴミ”

 大雨で大きな被害を受けた愛知県。汗をかきながらの復旧作業となりました。住民は日よけ対策をしながらの作業です。

 被災者:「古い家なので昔の物が全部、床に置いてあるのが全部つかっている。一気に片付けようと友達に手伝ってもらっている」

 静岡県にも深刻な爪痕が残っています。こちらの病院は近くの川が氾濫し、1階部分がおよそ1.5メートル浸水。医療器具やベッドなどが水浸しになりました。6日以降は再び梅雨前線の影響で広い範囲で雨となり、土砂災害などにさらなる警戒が必要です。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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