【プロ野球】小島和哉 チームの躍進支える左腕の変革 ~千葉ロッテ#11~(2023年6月5日)
多彩な変化球と制球力が魅力の千葉ロッテマリーンズ・小島和哉投手。
今年プロ5年目を迎えた左腕は、初めてチームの開幕投手を務めると、ここまで素晴らしいピッチングを見せています。
小島:去年、僕自身は規定投球回にはいけたんですけど、勝ち星はあまり積み重ねられなくて。今年はあまり勝ちにはこだわりはなくて、しっかり長いイニングを出来るだけ最少失点で投げることは常に意識して投げているので、そういうのが良い結果に繋がっているのかなと思います。
今シーズンの好投の要因に挙げた、勝利に対する意識の変化。そこには先発投手ならではの、ある思いがありました。
小島:ランナーが出た場面で、(勝ち投手の権利が付く)5回、6回になってくると、どうしてもピッチャーは点を取られたくないと思うので。そうなった時に厳しいところをせめて、それがボール、ボールとかになってしまったら、結局甘いところに投げざるをえなくなってしまったり、そのまま四球出して、ランナーをためて1点で良いところを2点取られるケースが多々ある。そういうところのこだわりが全く無くなっているというか、1点取られても同点だし、ぐらいな。それで抑えられているので、今は自分の発想というか、考え方で良いかなとは思っています。
そういった意識の変化に加え、今シーズンからはフォークも新たに取り入れ、投球の幅を増やしています。
小島:今までもチェンジアップ自体は僕の持ち球でも、優先順位の高い球ではあったんですけど、もう一個、チェンジアップが良くない時に、落ちる系の球というか、どちらかが状態良いのを続けていければよいかなという意味合いで練習してきた。今のところはどっちも悪い感覚の試合はあまりないので、それは上手くいっているところかなと思います。
また今シーズンからは、好投へ繋がる、ある取り組みも試合中に始めたと言います。
小島:去年から動画とか、資料とかに目を通すようにはしていたんですけど、試合の反省がメインで、自分でそれをまとめることはそんなにしていなくて、今年は資料をもとに自分のイメージを膨らませるためにノートに書いて、試合の時も毎回、次の回いくんだったら、対戦するバッターの情報をもう一回見て、暗記するのは結構得意なので、マウンドでも(苦手なコースは)あの場所に書いてあったなというのを見て、苦手な球を使って配球することを考えて今は投げてます。
チーム18年ぶりのリーグ制覇へ、変化を取り入れ躍進する左腕の奮闘は続きます。
小島:一年間やっていたら絶対良いときもありますし、良くない時もあると思うんですけど、そこで出来るだけ波を作らないように、悪くても最低限の悪さでしっかり止められるような、年間を通して安定した成績を残せるようなピッチャーになれるように、これからも色々勉強して頑張りたいと思います。
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