浜田大臣「外交の重要性、理解得られた」シャングリラ会合の成果強調(2023年6月4日)
シンガポールで開催された「アジア安全保障会議」に出席した浜田防衛大臣は、安全保障環境が厳しさを増すなかで、「外交の重要性について理解を得られた」と成果を強調しました。
浜田防衛大臣:「色々な国防大臣との会話のなかでも常にあったのは、やはり外交というのが大変重要であると。あらゆる危機に対して我々が考えなければならないのはそれを回避するためにはどうしたらいいのか、常にこの外交によって交渉していく。今回のシャングリラ会合で私たちの考え方というのが理解をされた」
今回の会議は北朝鮮が「軍事偵察衛星」の打ち上げを事前予告しているなかで行われ、防衛省関係者は「緊張感のある会議だった」と話します。
北朝鮮を巡っては、日米韓の防衛相会談で、ミサイル情報共有システムの年内の運用開始で合意しました。
また、ウクライナ侵攻や海洋進出を強める中国などの動きがあるなか、アメリカやオーストラリア、韓国などと次々会談し、連携強化を確認しました。
一方で、今回の会議について、ある防衛省幹部は「必ずしも共通の価値感を持っているとはいえない、中国との会談が柱の1つだ」と明かしていました。
実際の会談では、尖閣諸島問題などでは平行線でしたが、今後も安全保障上の対話を続けていく考えです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
コメントを書く