カウアン・オカモト氏「恩ある」 ガーシー被告公判に… 母親も出廷「反省してほしい」(2023年10月30日)

カウアン・オカモト氏「恩ある」 ガーシー被告公判に… 母親も出廷「反省してほしい」(2023年10月30日)

　30日に行われた元参議院議員ガーシー被告の2回目の公判。証人として出廷したのはガーシー被告の母親、そして性加害を告白してきた元ジャニーズJr.のカウアン・オカモト氏でした。

■カウアン・オカモト氏「恩ある」

　元参議院議員の「ガーシー」こと、東谷義和被告（52）。著名人らを常習的に脅迫した罪などに問われた裁判で、30日、証言台に立ったのは元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさん（27）でした。ガーシー被告のSNSでジャニー喜多川氏による性加害を初めて告白した関係があるそうです。

　元ジャニーズJr.　カウアン・オカモトさん：「僕自身、去年からジャニーズの性加害問題について告発、その時にガーシーさんが唯一メディアで取り上げていただいて真実を伝えてくれたので勇気をもらいましたし、恩があると思ってきました。ガーシーさんがいなかったら勇気出せなかったと思うので、僕自身はガーシーさんの功績が大きいと思っている」

　また、ガーシー被告の母親は息子・ガーシー被告についてこう話しました。

　ガーシー被告の母親：「おおらかで優しい子だと思う。家族、友人、子どもに怒ったことはありません。有名人を攻撃するのは許されることではないので反省してほしい」

■ガーシー被告“無表情”で法廷に

　終始、無表情だったガーシー被告。母の証言が終わり傍聴席に戻ると目で追うような仕草を見せました。著名人らを常習的に脅迫したとされるガーシー被告。警視庁によりますと、以前、そのうちの1人にこう話していたといいます。

　ガーシー被告：「皆、家族はいるからアキレス腱（けん）持ってる。お前らは俺には絶対勝たれへん。俺は誹謗（ひぼう）中傷も暴言もOKやと思ってる。それをお前らの家族にも向けて」
　
　家族への中傷を示唆して脅した疑いがあるというのです。一方で、ガーシー被告の実家が家宅捜索を受けると…。

　ガーシー被告：「うちの母親だけはほんまにやめて下さい。77歳のおかんだけはほんまにちょっと勘弁して下さい」

　ガーシー被告側は脅迫の常習性について争う姿勢を示していて、裁判は次回12月21日に開かれる予定です。
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