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「世界に平和のメッセージを」広島サミット報じる新聞部員 大下容子が地元高校生取材(2023年6月1日)
取材したのは、広島市内にある1949年創部の崇徳(そうとく)高校新聞部。
部員数は、200人を超える大所帯だ。
原爆により校舎は全焼…
当時、522人の生徒や教職員が犠牲となった。
それから、わずか4年後に新聞部を創設。
当時から平和や核についての取材を行い、被爆者の方の話も直接聞いて来たという。
(崇徳高校 新聞部3年 須原乃愛さん)
「教科書とかテレビで見るとどこか上の空というか。自分とはあまり関係ないなって思うんですけど、実際に対面で話させてもらうとやっぱりそういうことがあったんだなって身に染みて感じるというのはあります」
(大下容子アナウンサー)
「皆さん、やっぱりG7に向かっての取材はどうですか?」
(崇徳高校 新聞部3年 川畑悠成部長)
「去年の11月くらいには本腰を入れて活動し始めて11月に作った紙面がこちらに。これがG7取材のはじまりにつながる取材です」
G7広島サミットをつたえる最初の新聞の見出しには
「被爆の実相を世界と共有」との文字が…
(崇徳高校 新聞部顧問 花岡健吾先生)
「テーマは世界に何かを発信したい。世界に発信というのがテーマだって(新聞部の生徒が)言っていたんです」
被爆者の方々などへの取材を通じて、平和への思いを強くして来た、崇徳高校新聞部。
その思いを今回のG7広島サミットでは、世界のメディアに発信することが目標だという。
それに向けて行ったひとつが、過去の新聞の英訳だ。
(崇徳高校 新聞部3年 山村 菜々花さん)
「G7の時に来られた海外の方に見せれたらいいと思っています。(日本の)高校生がこういう平和に興味を持っているということも、世界にアピールできたらいいなと思います」
そして、広島サミットが開幕。
「大丈夫、走るよ」「はい」
水たまりも気にせず、各国首脳を撮影しようと、一心不乱にシャッターを切る新聞部員。
広島の平和への思いを伝えることに奮闘する新聞部にあるニュースが…
(大下容子アナウンサー)
「ゼレンスキー大統領が、もしかしたら広島を訪問するかもしれないというニュースが昨日流れたんですけど、そのことについて」
(崇徳高校 新聞部3年 川畑悠成部長)
「僕もそのニュース知って、きのう『被爆者による合同記者会見』があって、その中で出た意見でも、ウクライナだけを招待してしまうことはG7、7カ国すべてがウクライナ側に肩入れしてしまうということで、だったらウクライナを呼ぶんだったらロシアも呼んで、みんなで話し合うべきだ、という意見もあって。今もロシアもすごく追い込まれて核兵器使用のリスクがかなり高まってて、本当にそれが現実になってしまうのではないかっていう危機感もあるので」
そして、海外メディアの拠点である国際メディアセンター付近で、積極的にインタビューを行った。
番組はその現場にも同行した。
(崇徳高校 新聞部3年 大石陽乃さん)
「少しお時間いいですか?」
(英BBCスタッフ)
「いいですよ」
(崇徳高校 新聞部2年 宮野眞陽さん)
「あなたは、G7広島サミットに関心を持っていますか?」
(英BBCスタッフ)
「私はBBCというイギリスの報道機関で働いているので関心があります」
(大下容子アナウンサー)
「しっかりちゃんとコミュニケーションをとっていて頑張っています。(海外メディアは)やっぱり若い人に協力出来たらしてあげたいという思いもあるのかもしれませんね」
(崇徳高校 新聞部3年 大石陽乃さん)
「注目しているトピックはどれですか?」
(英BBCスタッフ)
「私たちの観点からは特に外交問題です」
(崇徳高校 新聞部2年 宮野眞陽さん)
「特にどこの国ですか?」
(英BBCスタッフ)
「当然ウクライナで起こっていることやロシア、そして私たちが法の支配と呼んでいるものには関心を持っている。法の支配とはつまり、国際社会がみんな同じルールに沿うのか、沿わないのか。それが本題です。そして確かに、中国にも関心がある。つまりはロシアや中国、アメリカなどの主要国です」
海外メディアに直接英語で取材し、感じたことは…
(崇徳高校 新聞部3年 大石陽乃さん)
「世界から見ても自分たちの地元の広島は(平和の)シンボルという風に見られているんだなと思いました」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>



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