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東急東横線 “1日に2度”線路内で発煙…“6時間”運転見合わせ 17万人に影響(2023年6月1日)
先月31日、東急東横線の日吉駅で発煙トラブルが続き、東横線などの一部区間がおよそ6時間、運転見合わせとなりました。煙が上がったのは、3月に開業したばかりの新横浜線のレール付近でした。
■乗客「線路から煙が立ち上がっていた」
薄ピンク色に染まった線路を、大勢の作業員が取り囲みます。
駅構内アナウンス:「運転再開の見込みは立っていません」
突然のトラブルは、通勤ラッシュの時間を直撃しました。
運転士:「火花が散って、煙が出てきた」
最初に異変に気付いたのは、東急・日吉駅で折り返し運転をしようとしていた運転士でした。線路内で煙が上がっているのが確認されたのです。
日吉駅は東急だけでも東横線、目黒線、新横浜線など、複数の路線が乗り入れる“首都圏の要”とも言える駅です。
発煙の影響で、3路線は一部区間で運転を見合わせました。それから、2時間半ほど経った午前11時すぎに運転再開となりましたが…。
撮影した人:「線路のほうから、下からモワッという煙が立ち上がっているのが確認できて、すごく煙臭かった」
運転を再開して、わずか16分後に再び運転を見合わせる事態となったのです。
乗客女性:「目的地に向かうことを諦めて、バスで自宅に戻った。バスもかなり長蛇の列で混んでいたので、帰宅できたのが午後3時40分くらいです」「(Q.およそ6時間くらい?)そうですね」
■先月は落雷でも…4時間半の運転見合わせ
20代 大学生:「朝からフランス語のテストがあったんですけど、武蔵小杉から日吉のほうまで歩いてくる形で1限丸々つぶれてしまった。きょうはすごい災難な日でした。驚きましたけど、今月2回目なんですよ、東横線止まるの」
東横線では先月11日にも、落雷により一時全線が運転をストップするというトラブルがありました。
この時は帰宅ラッシュとなる午後4時から4時間半の運転見合わせ。16万人以上に影響が出ました。
31日は2度の発煙で、運転を見合わせた時間は6時間近く。3路線で423本が運休し、17万人以上の利用客に影響が出ました。
■線路切断して運転再開…けさから通常運転
煙が出た線路の写真を見ると、レールとレールの間の継ぎ目付近が黒く焦げています。2度の発煙は、この同じ箇所から起きました。
東急電鉄によりますと、上の電線からパンタグラフを通じて、下のレールに電気が流れているといいます。
今回、発煙が確認された箇所は東急・新横浜線が東横線に乗り入れる分岐点付近。新横浜線は、3月中旬に開業したばかりです。複数の路線が隣接して乗り入れる駅でトラブルが発生したため、影響がより広範囲に及びました。
鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏:「復旧作業は、ベテランの作業員でも大慌てでやる。電気トラブルは、難しいところはあります」
東急電鉄によりますと、1度目は発煙した線路を使用せずに運転を再開しましたが、同じ箇所で発煙を確認。そのため、2度目は線路を切断して強制的に電気が流れないよう対処したということです。
東急電鉄は、終電後に切断したレールの修復作業を行いました。1日朝からは各線ともに通常通り運転しています。
(「グッド!モーニング」2023年6月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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