首都高 2週間通行止め「荷物遅れる可能性」…“平日の渋滞”懸念 一般道も【もっと知りたい!】(2023年5月29日)
この週末から東京都と神奈川県を結ぶ橋の架け替え工事に伴い、首都高速道路の一部が通行止めとなりました。期間は2週間。大動脈の通行止めに周辺では、年末級の大渋滞が起きると予想されていましたが、どうなったのでしょうか。現場を取材しました。
■一日8万台の車が“迂回” 「深刻な渋滞」の懸念
27日から首都圏で発生している、局地的な渋滞。その一因となっているのが、東京・大田区と神奈川県川崎市の間、多摩川に架かる高速大師橋の架け替え工事です。
27日から来月10日までの2週間、首都高速・羽田線の平和島出入り口から大師出入り口の間と、昭和島ジャンクションから東海ジャンクションの間が通行止めになります。
一日8万台もの車が行き交う大動脈だけに、迂回(うかい)による「深刻な渋滞」が懸念されています。
■空港バスに同行取材 定刻通りに到着できる?
渋滞が心配される経路を通る羽田空港行きのバスに同行取材しました。
茨城県つくば市から羽田空港へ向かう高速バス。本来は午後1時10分に出発し、首都高速を通って午後3時ごろに到着する予定ですが、道中2カ所で渋滞が予測されています。
飛行機に乗るため遅れるのはNGという空港行きのバスは、果たして定刻通りに到着できるのでしょうか?
ドライバー:「常磐高速道路には大きな渋滞発生しておりませんが、この先、首都高速道路湾岸線、15分から20分程度の渋滞が発生しております」
ところが実際に走ってみると、特に渋滞はなく、乗客はリラックスしていました。
渋滞が心配された区間でも、少し車通りは多いようにみられますが、渋滞するほど混雑している様子はありませんでした。
意外にも、定刻より15分早い、午後2時44分に空港に到着しました。
ハワイ旅行に行くためにバスを利用した乗客は…。
ハワイ旅行に行くバスの乗客:「(Q.飛行機は何時ですか?)(午後)9時なんです。やっぱり渋滞を考えて、ちょっと早めにと思って。(午後)3時発でも間に合ったんですけど、早いバスで来ました」
■「平日の渋滞」懸念 週末から一般道路は局地的に渋滞
通行止めの期間中、首都高速の全線では年末と同程度の渋滞が見込まれています。通常は30分で行けるところが、最大2時間半かかると予測されている道もあります。
ところが、27日にこの道を実際に走ってみると、混雑を警戒して多くのドライバーが利用を控えたからでしょうか、わずか10分ほどで通行することができました。
しかし、高速、一般道路ともに、懸念されるのは平日の渋滞です。
関東鉄道 ドライバー・藤野秀和さん:「平日の6時、7時の通勤時間と、あと夕方ですよね。これに色んな要因、例えば事故とか。そういう要因が加わった時には、本当にどこまで渋滞が激しくなるか予想がつかないですね」
通行止め周辺の一般道路では、平日・月曜日を待たずに局地的に渋滞が発生していました。時速5キロほどのノロノロ運転が続き、なかなか思うように進めない所もありました。
近所に住む人:「きょうも川崎に行ったけど、やっぱり多いもん。違うなってすぐ感じた。いつもの土曜日と違うね。産業道路も違うし、第一京浜も違うし、第二京浜あれも違う、(車が)多い」「いつもよりか通ってるなって感じがします。2倍くらい多いのかな」
■物流にも影響…「一部地域への荷物遅れる可能性」
さらに走っている車の種類も、普段とは違うと言います。
近くの店員:「きょうはトラックとか、そういう車が土日なのに多いなっていう感じ」「運送会社とかも高速を使えないだろうから、下道で来るから。そこに小学校あったりするので怖いなって」
ヤマト運輸や佐川急便などは、東京、神奈川、千葉など一部地域への荷物に遅れが出る可能性があると発表しています。トラックのドライバーは…。
トラックドライバー:「月曜日以降っていうのは、一般のお仕事している方もさらに加わってくるので、大きな影響があるんじゃないのかな」
(「グッド!モーニング」2023年5月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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