のり弁ピンチ!高騰で値上げ 「海苔」不作…有明海に異変が (2023年5月26日)

のり弁ピンチ!高騰で値上げ 「海苔」不作…有明海に異変が (2023年5月26日)

のり弁ピンチ!高騰で値上げ 「海苔」不作…有明海に異変が (2023年5月26日)

■のり弁ピンチ!「海苔」高騰で値上げ

 脂の乗った鮭にちくわの磯部揚げ。しょうゆが染み込んだのりとおかかご飯を一緒にほおばれば、口の中いっぱいに海の香りが広がる「のり弁」。

 しかし今、海苔(のり)の一大産地である九州の有明海で異変が…。雨が少なかったり、赤潮などの影響で海苔が記録的な不作に。市場に出回る海苔の数が減少。価格も高騰していました。海苔が主役の“のり弁当専門店”は、ピンチに。

 海苔弁山登り・三宅弘昭部長:「事業が始まってからは初めての経験です」

 看板商品の「のり弁当」は、海・山・畑の3種類があり、有明海で上位1%と言われる最高級海苔を使用。

 海苔弁山登り・三宅弘昭部長:「一番摘みの海苔を使っているので、一番最初に収穫する海苔なので、その海苔を使わないという選択肢は私たちにはない」

 海苔だけでなく、食材価格の高騰の影響もあって、のり弁を1180円から70円アップの1250円に値上げしました。

 海苔弁山登り・三宅弘昭部長:「のり弁当専門店としては海苔をたくさん使うので、かなりきついですね」

■客殺到「ワケあり商品」お得に

 高騰が続くなか、特売セールを行う海苔問屋が。客は殺到。なかには訳あり商品に驚きの値段が。

 海苔に値上げの波が押し寄せるなか、海苔問屋では、半年に1度行われるセールが始まりました。有明産の焼き海苔が、通常1404円するところを1100円。さらに訳あり商品を500円で販売すると、箱買いするお客さんも。

 客:「安いと思います」「(Q.いくら買った?)5万円。お得だと思う」

 海苔が高騰しているなかでのセール開催。そこには、担当者のこんな思いがありました。

 荒木海苔店・営業部マネージャー、加藤陽之介さん:「(海苔の価格高騰で)厳しいが、あえてのところで“海苔離れ”を防ぐために、安く皆さんに食べてほしいのでやっている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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