マツタケの遺伝情報「完全解読」 人工栽培実現へ 食べ放題?…生態に謎多く絶滅危惧 #shorts
高級食材・マツタケの遺伝情報を日本の研究グループが完全解読しました。これまで難しいとされてきた人工栽培への道がひらかれると期待されています。
■近い将来…気軽にマツタケ 食べ放題?
秋の高級食材として知られるマツタケ。そのすべての遺伝情報の解読に成功したのが、千葉県の「かずさDNA研究所」などの共同研究チームです。
かずさDNA研究所・白澤健太室長:「これはすごいものができたなと、皆で喜んでいました」
近年、マツタケは生息地の環境悪化などで収穫量が減少。2020年には、IUCN(国際自然保護連合)がマツタケを絶滅危惧種に初めて指定しました。
白澤室長:「マツタケが生えている林の環境が変わってきている。その環境をどうすると、マツタケにとって住みやすい環境になるか。ゲノム情報を通して、考えていければと思っています」
マツタケは謎が多く、生えてくる条件もまだ詳しく分かっていません。
しかし、白澤さんの研究チームが解読したマツタケの遺伝情報を使って生態が解明されれば、人工栽培で大量生産することができるようになる可能性もあります。
白澤室長:「マツタケの生産量が上がれば、マツタケが低コストで供給される可能性があるんじゃないか」
そんな白澤さんですが、マツタケをよく食べていたのか聞いてみると…。
白澤室長:「私はほとんど食べたことないですけど。この研究成果のおかげで、マツタケの値段が下がれば買ってみようと思います」
近い将来、マツタケが気軽に食べられる日が来るかもしれません。
(「グッド!モーニング」2023年5月24日放送分より)/a>
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