タイ 野党8党が連立覚書締結 政権奪取狙う(2023年5月22日)
タイの下院総選挙で第1党となった野党「前進党」が政権交代を見据え、他の野党との連立について正式に覚書を交わしました。
前進党は22日、選挙で第2党となったタイ貢献党を含む野党8党での連立について、正式に覚書を締結したと発表しました。
覚書では、経済格差の是正や強制的な徴兵制の原則廃止など、23の項目で各党が合意しています。
ただ、選挙戦で前進党が訴えていた王室への侮辱行為を罰する「不敬罪」の改正については合意項目には盛り込まれませんでした。
前進党ピタ党首:「(不敬罪改正について)国会に持ち込まれれば議論が進むだろう」
前進党は不敬罪の改正を国会で議論するとしていますが、連立を模索する各党での立場も異なるため実現の可能性は低く、支持者の一部からは失望の声が上がっています。
また、今回の野党の連立により下院では過半数を超える見込みですが、首相の選出には上院議員による投票も含まれることから、政権交代が実現するかどうかは依然、不透明な状況です。
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