G7広島サミットのウラで…中国も中央アジア“首脳会議”開催 にじむ対米・対ロへの思惑と狙い【記者中継】|TBS NEWS DIG
中国はG7広島サミット開催のタイミングで、中央アジア5か国との首脳会議を行いました。狙いは何なのか、現地から中継です。
記者
「今回の会議開催の中国の狙いは対ロシア、そして対アメリカ両方にあると思われます」
習近平国家主席は首脳会議後の記者会見で、中央アジア各国との関係の強さについて「運命共同体」と表現。今後、この地域に、より一層強く関与していく姿勢をアピールしました。
中国 習近平国家主席
「私たちは手を携えて、より緊密な中国・中央アジア運命共同体を構築することを決心した」
もともと、カザフスタンやウズベキスタンなど中央アジア5か国は旧ソ連圏でもあり、ロシアの強い影響を受けてきました。しかし、ウクライナ侵攻以降ロシアと距離を置く動きも出ていて、そのすきを突く形で中国が今、経済的結びつきを強めつつあります。
習主席は今回のサミットで、中央アジアに対して総額5000億円相当の援助を行うとしたほか、安全保障の面でもサポートするとしました。一方で、中央アジアに対しては、アメリカをはじめG7も関与を強めていますが、それをけん制するのも忘れませんでした。
中国 習近平国家主席
「我々はグローバルな安全保障の提案を共同で実行し、外部勢力が地域国家の内政に干渉することに、断固反対しなくてはならない」
G7広島サミットで、西側諸国が台湾問題などで中国に対し厳しい姿勢で臨むとみられるなか、中国としては独自の外交を展開することで、こうした流れに対抗していきたい思惑もあるとみられます。
▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://ift.tt/xXE0lUD
▼チャンネル登録をお願いします!
http://www.youtube.com/channel/UC6AG81pAkf6Lbi_1VC5NmPA?sub_confirmation=1
▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」
https://ift.tt/SOgFJTW
▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」
https://ift.tt/V284ajZ
コメントを書く