遺書のようなもの見つかる…市川猿之助“意識もうろう”搬送 両親は死亡も外傷なし(2023年5月18日)

遺書のようなもの見つかる…市川猿之助“意識もうろう”搬送 両親は死亡も外傷なし(2023年5月18日)

遺書のようなもの見つかる…市川猿之助“意識もうろう”搬送 両親は死亡も外傷なし(2023年5月18日)

数々の人気ドラマに出演し、映画、舞台など幅広く活躍している歌舞伎役者の市川猿之助さん(47)が18日、自宅で意識がもうろうとした状態で発見されました。

迎えのために自宅を訪れたマネージャーが見つけ、通報しました。猿之助さんが見つかったのは本人の部屋。さらに、2階のリビングでは、同居する両親が倒れていました。

父親は四代目・市川段四郎さん(76)です。捜査関係者によりますと、2人に目立った外傷はなく、頭を並べるように仰向けで倒れていました。首から下には、掛け布団1枚が掛けられていたといいます。また、室内は物色された形跡がありませんでした。
近隣住民:「救急車が4台、消防車が4台くらいかな。パトカーが1~2台きてて。20分くらいして、年配の方、お父さんが意識なく運ばれて、すぐあとに猿之助さんが酸素マスクをして運ばれてきて、搬送されていきました。意識なくて、ぐったりしていた」

猿之助さんは、命に別条はありませんが、受け答えがしっかりできない状態です。一方、父親の段四郎さんと母親(75)は死亡が確認されました。検視の結果、両親の死因は“不詳”。警視庁は19日、司法解剖する方針です。

突然の事態に現場では混乱が広がっています。

明治座では、今日3日から市川猿之助さん主演で、創業150周年を記念公演が行われていました。出演者には、猿之助さんが出られなくなったことが、メールで伝えられたといいます。
歌舞伎俳優・市川寿猿さん:「(Q.どういうメール)猿之助さんが具合が悪くなったからと。よくあることなんだわ。急に主役の役者が具合悪くなって、代わることはあることなの。メールが1回入っただけで、どうなっているかわからないから、何もはしゃべれませんよ。きょうの夜のセリフで頭がいっぱいだから。セリフ変えないといけない。いま何を聞かれてもわかりません」

チケットを買っていたお客さんも戸惑っていました。
公演を見に来た人:「ともかく状況がわからないので、とりあえず、ご無事でとしか」
公演を見に来た人:「すごく頑張っていらっしゃったので、まさか、こんな風になるとは予想していなくて、残念ですね」

昼の公演は中止。夜は、代役を立てて行われることになりました。今後の公演は未定だといいます。

歌舞伎界きっての人気者の身に何が起きたのでしょうか。

猿之助さんをめぐっては、18日発売の週刊誌にパワハラやセクハラに関する記事が掲載されたばかりでした。週刊誌報道について、歌舞伎の興行を手がける松竹は「パワハラやセクハラはあるべきではなく、会社として、しっかり対応したい」としています。記事については「伝聞等、不確かなこともあるので、まず事実を確認したい」ということです。

18日朝、自宅からは大きな声が聞こえてきたといいます。
近隣住民:「皆で『ワーワー』って。しばらくしたら、その声がなくなった。けさ方、午前9時くらい。(Q.騒ぎになっている感じ)騒ぎだった。今思うと、何で『キャーキャー』とやたらにぎやかだなと思っていた」

猿之助さんの部屋からは、スケッチ用のキャンバスに書かれた2~3行の遺書のようなものが見つかっています。警視庁は、現場の状況などから、
猿之助さんが自殺を図ったとみて、回復を待って詳しい事情を聴く方針です。

厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。

▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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