東京都心31.6℃…今年初「真夏日」 かき氷に大行列、開店時間“前倒し”(2023年5月17日)

東京都心31.6℃…今年初「真夏日」 かき氷に大行列、開店時間“前倒し”(2023年5月17日)

東京都心31.6℃…今年初「真夏日」 かき氷に大行列、開店時間“前倒し”(2023年5月17日)

 17日は全国295地点で真夏日になり、今年初めて猛暑日を記録しました。

■氷足りなくなる?出荷急ピッチ

 予想外の暑さ。対応に追われる所もあります。続々と出荷されているのは“天然氷”です。

 松月氷室・須藤祐希取締役:「今回はこれで400貫分。注文が多いなと思う」

 日光の山の湧水を専用の池で凍らせたもの。真冬の寒さでじっくり凍らせた不純物の少ない氷です。暑いと当然とけるため、作業も急ピッチです。

 松月氷室・須藤祐希取締役:「気温が高いと、どんどんとけてしまう。夏場の暑い時期は急いで磨く」

 予想外の5月の暑さ。平年だとまだ倉庫は満タンですが…。注文が相次ぎ、すでに半分ほどに減った倉庫もあります。

 松月氷室・須藤祐希取締役:「いつもは6月くらいにこの状態。こうなるのはいつもより早い。1、2カ月は早い」

■オープン前から…最大6時間待ちも

 確かに氷の需要はすでに高まっていました。豪快にメロンが乗ったのは、かき氷です。天然氷を使ったかき氷店。日光の天然氷を昔ながらの手動式で削ります。自家製手作りで作った氷蜜。一番人気は茨城県旭村産、糖度15度以上の生メロンです。忙しい日には最大6時間の待ち時間ができるほどの人気。この暑さが氷のおいしさを引き立てます。

 頭がキーンとならないよう、こんな工夫も…。

 ひみつ堂・大坂早希店長:「冷たいのが(口に)いっぱい入ると頭痛くなるので、冷凍庫から出して、さらにとかして使っている。今出ているのが400杯分」

 ひと足早く訪れた夏。かき氷店も17日から開店を1時間前倒しました。

 ひみつ堂・大坂早希店長:「早めに開けてたくさんの人に来てもらえれば。普段は今までの時期で400杯ほどだが、(きょうは)600杯とかいくんじゃないか。(削りを)やり続けると次の日、筋肉痛」

■175℃の油 厨房で暑さとの戦い

 都心も19年ぶりの暑さです。今年初の真夏日となった東京都心。5月中旬の真夏日は実に19年ぶりのことです。5月というのに平年よりよく焼けているそうです。

 “暑さ”から逃げられない場所もあります。ジューシーな唐揚げが人気の専門店。油を使う厨房はエアコンがフル稼働です。

 岡田理店長:「(油の温度は)175℃。(体感は)30℃から40℃ある」

 こまめな水分補給で熱中症対策を施しながら乗り切ります。

 岡田理店長:「エアコンを使って暑さをしのぐしかない。電気代上がっているのでエアコン使うのも腰が引ける」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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