【独自】“全国全て”の通園バスに安全装置設置で政府調整 園児死亡の現場検証では過酷な状況明らかに|TBS NEWS DIG
静岡県で園児がバスに置き去りにされ死亡した事件を受け、政府が全国すべての通園バスに安全装置を設置する方向で調整を進めていることが分かりました。
記者
「川崎幼稚園の駐車場に園児が置き去りにされたバスが止められ、警察による車内温度などの検証が行われています」
今月5日、静岡県牧之原市の川崎幼稚園で3歳の園児が通園バスに置き去りにされ死亡した事件で、警察はけさ、通園バスを現場となった園の駐車場に運び、検証を行いました。
捜査関係者によりますと、バスの中には複数の温度計を高さを分けて設置し、女の子が置き去りにされたおよそ5時間の車内温度の変化などを測ったということです。きょうの検証では、バスの中の温度が40℃を超えていたことが確認され、過酷な状況だったことが明らかになりました。
今回の事故を受け、政府は通園バスを持つ全国およそ1万か所の施設で緊急点検を行い、来月中に再発防止策をまとめる方針ですが、政府関係者によりますと、国が補助金を出し、全国すべての通園バスに安全装置を設置する方向で調整を進めているということです。
こうしたなか、小倉こども政策担当大臣はけさ、子育て支援団体などと意見交換を行いました。
全国小規模保育協議会 駒崎弘樹理事
「ヒューマンエラーをゼロにすることはなかなか難しい。それを精神論で片付けてしまってはいけないっていうふうに思っております。置き去り防止装置の設置の義務化というのをぜひしてはいただけないか」
小倉将信こども政策担当大臣
「幼稚園であっても、こども園であっても保育園であっても、どこに子どもがいようが、送迎バスの安全というのは確保しなければなりません」
会議の中で小倉大臣は、「保護者や職員の精神的なストレスを一刻も早く解消しなければならない」と強調しました。
参加者からは、「置き去り防止装置の設置を義務化するよう」求める声も上がっていて、今後、政府内で検討される見通しです。
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